2012年4月27日金曜日

医者から患者になりました

最近腰痛がひどくなって昨日MRIをしてもらったんですが、腰椎椎間板ヘルニアが見つかっちゃいました。ブロック注射(たったの5mlだったけど痛かったです)と痛み止めを処方していただいたんですが、なんとかなってます。とりあえずあまり腰に負担をかけないように心がけます・・・

今日も朝から採血手技でした。結果はいつにもまして良くなかったです。
穿刺の時の勢いがなくて血管の手前で針が止まって、そこで探す操作をして患者さんを痛がらせてしまったり、血管に入っていてもそこから針を進めてなくて、血を採っている時におそらくシリンジが後方に動いてしまって引けなくなってしまったり・・・
血管太い人でもいけると思って刺したら、針が血管に平行に走っててリカバーがうまく行かなかったり。血管太い人に失敗するとすっごく落ち込みます
あと注意されたのは言葉遣い。自分では気づいてはいなかったけど、周囲から見ると必要以上に語気が強くて威圧的に聞こえてたり・・・
手技やメンタル面など今日は反省点がいっぱいですね。採血手技の時は毎回指導医の先生が異なるので、いろいろな視点からやっていることを見ていただけけて本当に参考になります。特に今回みたいに言葉遣いに気づいていただけたのは個人的には大きいと思います。誰にも注意されずにいたら大変なことになりますもんね。

実は今日から次の採血まで1週間以上時間が開くため、結構不安があります。まあとりあえずもう一度手技全体を確認して、イメトレぐらいはしておきたいと思います。

2012年4月26日木曜日

1日おいての採血実習でした

上戸町病院ホームページにリンクが貼られてからの閲覧数の伸びがすごいことに。
友の会の会員さんとか病院の関係者らが結構見てらっしゃるんですかね?



















昨日は看護の深夜勤務実習だったとかそんな理由で採血実習は中止。
本日が2日目の採血実習でしたが、もう1人の研修医が前日に準夜勤帯勤務の研修だったために本日は1人で採血(もちろん指導医の先生の監視つきですが)。

1人目は特に問題なく終了したんですが、2,3人目は1回目がうまくいかず、結局やり直すことに。
2人目の方は固定がうまく行かずに血腫を作ってしまたために一旦中止。2回目のトライはなんとかとれたもののこれまた固定がうまく行かずに予定採血量より少なめになってしまいました(それでもなんとか検査に出せるギリギリの量はとれましたけど)。
3人目の方は太い血管は出てたんですが、非常に血管が硬い方でした。皮膚の伸展で血管が見えにくくなって、大体の場所を穿刺するのですが・・・。1回目は穿刺場所は問題なかったのですが、深さが足りずに途中で抜けてしまい、とりあえず血算の分だけで終了(このとき駆血帯したまま止血操作に入るところでした・・・)。2回目は穿刺の失敗で血管に平行に針が入ったみたいで、リカバー(針を刺したまま再穿刺行う操作)も失敗し中止。結局今日の採血指導医の先生と交代することに。
指導医の先生は動作も素早く、性格であっという間に採血も終わらせていました。3年目の先生ですが、早くそのレベルに達したいものです。

採血に失敗した患者さん2名には本当に申し訳ないです。採血を重点的にやる期間は5月半ばまであるので、今日の失敗を生かし、そのころまでにはどんな細い血管にも難なく成功できるようになっておきたいです。

2012年4月24日火曜日

初めての患者さん採血

起床5:45分、目覚まし鳴らないから遅刻するところでした。
昨日は不手際があったために採血実習がなくなってしまいましたが、本日は何も問題なく患者さんへの採血を行うことができました。

初日ということで研修医2人で3人ずつの患者を受け持ち。採血量はだいたい15ml前後の方が多く、いままでの採血では2~5ml程度しか摂っていなかったので、これだけの量が取れるかどうかドキドキでした。

ボクが最初に受け持った患者さんは体格も良く、血管もよく見えていたので穿刺事態は問題なかったのですが、血液を引いている時に固定している手が微妙に動いてしまい、途中から引けない状態に。そうこうしているうちにシリンジか針の中で血液の凝結が始まっていたみたいで、血液が採血管の中にうまく移せず・・・

2人目の患者さんは血管が細かったため23G(ゲージ)の翼状針を使用することに。が、実習で翼状針はあまり使っていなかったため、穿刺後の固定がうまくいかず、あとちょっとの量がうまく引けなくて慌てる。でもなんとか針先を動かして予定量もとれて、採血管へ移すのも問題なし。

3人目の患者さんは駆血帯が食い込んで少し痛いと注意を受けましたが、血管も太かったためなんの問題もなく採血終了。ただそのあと手が震えまくってて、採血管の蓋にうまく針を刺すことができず、少々焦ってしまいました。

そんなこんなで本日の採血は終了。やっぱり採血量が多くなっていつもよりも大きいシリンジ(いままでは10mlのやつでやってました)をつかったことと、十分な量の血液がとれているのを確認するためにシリンジに視線を移す時間が長くなってしまったことで固定がずれてしまっていたこと、シリンジを引く速度が遅かったことなどが反省点です・・・。あと声かけも

2人目の研修医が血管がすごく細くてまったく浮き上がってこないような方の採血を受け持ってしまったのがすごく不憫でした。ボクも全く出来る気がしませんでした。でも、これからはそんな患者さんを受け持つことも珍しくなくなるので、トレーニングもしつつ、実際の患者さんの採血を通して経験をつんでいこうと思います。

採血風景の写真は撮れませんでした。
というわけで自分の右手背。
患者さんもこれだけ血管が出てればいいのに。

2012年4月23日月曜日

東京怖いでしょう

今日から患者さんへの採血実習とのことで朝は5:30起床で、6:00に家を出てきました。
・・・が、2階病棟への連絡が不十分だったらしく今日は中止になってしまいました。明日はちゃんとあるといいな

4/20~4/22まで東京に行って来ました。といっても遊びに行ったわけではないのです、研修です。
全日本民医連(いわゆる病院組織?)の開催する「新卒医師統一オリエンテーション」に参加してきました。
今回の会場はフジテレビやでかいガンダム、ビッグサイトなんかがあるお台場でした。

1日目は13:00~開始で、白衣で写真撮影、開会挨拶などがあったあと、「研修医当直御法度」という本の著者である寺沢秀一先生.の生講義!これからの時代総合診療ができる医師がどれだけ重要になるかということを笑いを交えながら熱く語って頂きました!
そしてSGD(スモールグループディスカッション、少人数での討論)で研修医同士和やかに、そして熱く思いを語り合ったあと、ナターシャ・グジーさんの生演奏を聞いて夕食を頂きました。ナターシャさんは見た目は華奢で綺麗な方ですが、じつは幼い頃にチェルノブイリ原発事故の被害にあったそうです。その原発事故のはなしを聞いたあとで、透き通るような美しい歌声で「いつも何度でも(「千と千尋の神隠し」主題歌)」を歌われると、いつもは何気なく聞いていた歌詞でもなんだか泣きそうになりました。

民医連全体でこれだけの1年目の研修医!
全部で140~150名くらいでしたっけ?
寺沢先生の生講義!!
これからの総合診療医や病院のあり方について熱く語っているところです!
でも、いきなり笑わせてくるところもあって全く眠くなりませんでした
こちらはナターシャ・グジーさん。
バンドゥーラという民族楽器を片手に美しい歌声を聞かせて頂きました。



















2日目、朝は早く起きて築地に行って来ました(これは研修と関係ないです)。ついた頃には魚の競りは終わっていたみたいですが(お魚屋さんはすっごい早起きです)、生まれて初めての築地の雰囲気を味わってきました。ついでに江戸前寿司も味わってきました!お値段は7貫で¥3,500と高価(ただし回転寿司とくらべて・・・)でしたが、ネタは新鮮(まだ動いてるのもあったし)、味は非常においしくて、店員さんのお話も面白かったです!



で、築地の写真がこちら。
あれ?市場は?魚は?江戸前寿司は?
なぜに築地の診療所?














そのあとは会場で先輩医師からの熱いメッセージを受け取ったあと、2年後のボクたちに向けての手紙を書きました。コレ研修修了式でみんなの前で読むことになるんだよなぁ・・・


これは2日目のSGDですね。
熱い思い(?)を語り合ったあと手紙を書き書き・・・
2年後のためのネタもきちんと仕込んでおきましたよ












そんなこんなで新卒医師統一オリエンテーションが終わったあと、九州・沖縄の医師たちであつまって屋形船で交流。初めての屋形船に最初は船酔してましたが、他の研修医の先生と語り合っているうちにそんな酔いはいつの間にか吹き飛んでました。屋形船から見える東京の風景は綺麗だし、最高でした。こんな贅沢させていただいて良かったんでしょうか?まあその分これからの研修、お仕事で返していきたい所存ですが・・・

見えにくいけど屋形船です。
この時はあんな悲劇が起こるなんて夢にも思っていなかったのです(注:船酔いをしただけです)













屋形船内部の様子。
こんな美味しそうな料理も・・・














屋形船から見たレインボーブリッジ。
東京の夜景も長崎に負けず劣らず綺麗です















なんだか慌ただしくも、楽しく過ごせた3日間でした。
しかし東京の電車の路線図は田舎者から見るとホントに意味不明だなー


スカイツリーとアサヒビール本社ビル。
写真中央のアレは何なんですかねー?



















今回写真使いまくってるけど、blogの容量とか大丈夫なんでしょうか?

2012年4月19日木曜日

導入期もそんなこんなで半分以上終わりました

第二回目だけど、そのうち変なこと書いて大学だとか厚労省あたりに目をつけられないかとビクビクしながらやってます・・・

今日は今までの導入期研修で何をやってきたかを書いていきます。来年以降の研修医向けに超簡単に

とりあえず他職種の研修として入院リハビリテーション、栄養科・厨房、内視鏡室、透析、検査、2階一般病棟看護(日勤、準夜勤)、3階回復期病棟看護、薬局等を回りました。どの部門も方も非常に丁寧に教えてくれるし、実際に色々やらせてくれるところもあります。検査では実際に研修医同士で血液を取り合って血算や生理、血液型判定、塗抹標本を作らせてもらったり、一般病棟の準夜勤では体位やオムツの交換等を経験させて頂きました(途中でナースコールがなってそっちの対応に追われたりで、予定外の仕事が入ったりすることも・・・)。
あとは研修の合間合間にちょこちょこ研修協力病院(精神科はうちの病院にないので、西脇病院さんにたのんでます)や診療所へ挨拶にまわってます。

他職種の方々の話を聞いていると、どの仕事も大変で医師のオーダーがひとつ間違うだけで、いろいろめんどくさいことになるんだなぁってこともわかってきます。まだ電子カルテのこととか全然わからないけど、なるべくミスを少なくするよう気をつけます・・・


左の画像は汚いですが、自分の血液データ。
赤血球がすごく多い割に、白血球とか血小板とか正常下限ギリギリなのが心配です。
最近鼻血が出やすかったり、採血実習で血液をとったりとかしてるせいだと思いますが

2012年4月17日火曜日

初期研修開始から2週間以上も経っちゃいました

はじめまして、2012年4月1日付で健友会上戸町病院の研修医となった悠希です(blog上でのハンドルネームです、念のため)。
ボクの他に1年目の研修医1名、2年目が1名いますが、病院のネットの整備に関わっていたり、現在他の病院へ研修へ出かけていたりとそれぞれ事情があるため、一番暇なボクがblogを受け持つことになりました。日本語が苦手なので、変な文章を書くことが多々あると思いますが2年間よろしくお願いいたします(研修が2年で終わればいいですけど)。

書こう書こうと思いつつ2週間経っちゃいましたが、上戸町病院の研修医は4月は「導入期研修」と言って、入院リハ室や看護師などの他職種の仕事を学んだり、経験させていただいたりしております。
大学病院等の研修医さんは内科等の病棟について研修中だと思われますが、上戸町病院は5月からが内科の実習になります(くわしくは上戸町病院ホームページ初期臨床研修プログラム説明ページで)。
なので研修医になってから医師らしいことといえば採血実習ぐらいしかしてませんが、この導入期研修を通して他の職種の方々の仕事の大変さを知ったり、コミュニケーションを円滑に行うことの重要性を学んだりできていると思います。

導入期研修は5月2日まで続きますが、健康に気をつけて頑張って行きたいと思います!


左の写真は院長先生の見守りの中、採血実習をしているところです。奥がボクです。
駆血帯のテンションが足りなかったり、刺入部の消毒を忘れたり、針を抜く前に駆血帯を外し忘れそうになったりてんやわんやです。