2013年4月22日月曜日

相変わらず仕事をしないのねぇ

どうも書類とかメールでの返信がバンバン溜まってる悠希です。先ほど診療情報提供書を一通だけ書き終えて、上級医のO.K.をいただきました。実はもう1つ書き終えたのがあるんですが、こっちは上級医が1年目研修医について忙しいことが多いのでまだお見せできてないです。ついでに2週間以上経った退院時総括も・・・

あとまた別の患者さんなんですが、保険の書類が机においてあります。なんでも3つの保険会社に入っているらしくて・・・。3つも同じ文章を書くのはちょっときついのよ?まあコレを書かないと保険金が入らなくて患者さんに不利益になってしまうので、今週中には書き上げてしまう予定ですが

さて救急研修も残り1週間ちょっとになりました。重症制限の入った最初の頃はホントにヒマでしたが、徐々に救急車研修が増えていってホントに病床の方に手が回らないなんてこともありました。こっちは救急車対応で忙しいのに、病棟で急な熱発があったりするとなかなか見に行けなくて歯がゆい思いをすることもしばしばあったり


今週からは少し楽になります。というのはボクが残り1週間ほどになるのもあるんですが、1年目研修医の先生方も患者さんを持つようになるからです。救急対応でボクが最初に見て大体の治療方針を決めて上級医と確認して点滴や追加の検査のオーダーを出したら、あとは1年目研修医の先生方にバトンタッチということになります(症例にもよりますが)。よっぽど短い間で勝負がつくような症例でない限り、新しい患者さんを持つことはありません。

でもなんだかんだであんまり症例を持たなかったような気もします。2ヶ月のトータルで10例前後くらいじゃないでしょうか?ICU管理が必要な患者さんは一人だけだった気がしますが、まああんまり重症患者を寄せ付けない体質なんですかね?重症患者さんが入ってきても、受け持ち患者さんの上限オーバー(3人がいつの間にか6-7人になってた)で持てないって理由もありましたが・・・。

救急車はバンバン見たけれど、ICU管理の勉強が少なかったのは反省です。今後の課題にします。あと忙しいからといってサボらずに書類を書き上げるのも課題です。

2013年4月19日金曜日

Hurry先生

3月はホントに平和だったのに、先週頃からハリーコールが何度も鳴り響くようになりました。今日こそは月曜日に行う予定だったGCSの取り方を朝カンファで発表する予定でしたが、ちょうどみんなが揃ったから始めようかというところでハリーコールでした・・・。

2回連続でハリーコール呼び出しがあるとか、もう神がかり的な何かが「お前の話は面白くないし、聞く価値がない」とかいう理由で邪魔しているようにしか思えないです。

その話は置いとくとして、今週は月曜日から金曜日まで「ハリー先生、ハリー先生!○○までお越しください!」が多い1週間でした。診療開始のチャイムとハリーコールのチャイムが全く同じだから、診療開始のチャイムですらビクビクするようになりました。パブロフの犬ですね。


そんな中で今週は特に印象に残った症例がありました。ハリーコールで駆けつけると大抵の症例は70-90歳代のおじいちゃん、おばあちゃんなのですが・・・。その日はなんだかいつもと違うなと思ったら、20代の男性がCPAを受けているという状況でした。

色々あって自動車で電柱にぶつかったらしく、救急車内でもすでに心静止の状態でした。その後も鹿児島生協病院でCPAを続けたのですが結局助けられず・・・。奥さんが救急室に入ってきて一生懸命に男性の名前を呼んでいるのを聞いて非常に心が痛みました。

この日のボクは腰を痛めていたので経鼻胃管の挿入のみ行なって、心臓マッサージは1年目の先生に任せっきりでした。ボクが心臓マッサージに入ったからって救命できるというわけではないのですが、奥さんの声を聞いているとボクが何もしなかったことに対して非常に後ろめたい気持ちになりました。心臓マッサージに入ってもそれはただの自己満足にしかならなかったとも言い切れないですが。


頭のなかでは助けられないって分かっていても実際に現場に立ち入ってみると、もう少し自分が積極的に動けなかったのかとか、どうしたらこの人を助けられたのかとか考えてしまいます。それが今週は異常に多かったので余計に鬱なのです。ホントにハリーコールが怖くなります。


さて結局4月30日にGCSの取り方をレクチャーすることになりました。その次の日の5月1日と5月2日は鹿児島1年目の研修医にBLSを教えることになってます。・・・連日講義です。まあ1年目の先生方が正しいGCSとBLSのやり方をきちんと覚えて、なるべく多くの患者さんを救えるようになるように頑張りますよっと

2013年4月16日火曜日

久々にGCSの取り方を復習しました

鹿児島生協病院では研修医や上級医が自分の持っている知識を共有しあうという目的で毎週火曜日~金曜日で早朝カンファをやってます。で火曜日と金曜日が研修医の発表となっています。

で、今日がボクの予定でした。・・・朝行ったらハリーコールが鳴ってたらしく、研修医みんなが救急室に集まっている状況だったわけで、今日のボクの番は延期になりました。ちなみにその資料のパワーポイントを作るのに朝4時までかかったわけで、骨折り損のくたびれ儲けになったわけですが。


GCSの取り方の資料を作っていて思ったのは、まあ今まで間違ってとってたんだなぁと

まず開眼ですがE4の「自発的開眼」は刺激を加えない状態で15秒以上眼を開けている状態を言うみたいです。最初に声かけようが、肩を叩こうが、その後なにもしないで15秒以上開けていればE4の判定を下していいみたいです。

そして最良の言語では名前と年齢を聞かずに、今日の日付、近くにいる人、自分のいる場所を聞くのですが・・・。今までなんとなく取っていたけど、意識の定義は「自分の現在置かれている状況、および周囲が認識できる状態」とのことでこういう質問項目らしいです。自分の名前や年齢は自分に関する長期記憶であって、状況や周囲が判断できているかということの材料にはならないと。

言語V3の「混乱した言葉」はこちらの質問に対して会話が成り立っていない状態、すなわち日付の項目に対する「にわとり」だとか、場所の質問に対する「うるさい」というやつの類みたいです。質問の答えになっていないものを含むんですね。人に対して「大統領」とか、場所に対する「動物園」はちゃんと人と場所に対する答えになっているので、V4「混乱した会話」になるみたいです。

最良の運動の評価は一般的に上肢の動きを見るんですが、実は今まで救急外来で握手しかとってませんでした。握手だけだと、反射的に握ってしまっただけのことがあるので、必ず腕を離すところまで見てくださいとそういうことらしいです。


あとは色々細々したところがあるんですが、概ね注意すべきは上記の点です。
今日の記事はすごく勉強になりますねー(自画自賛)

というわけで早速今日の救急外来からちゃんとした評価を使わせて頂きました。・・・認知症の人とかすぐにGCSの8点以下にすぐなるじゃん(痛み刺激で目をあけてE2、喋らなくてV1、指示が通らないから最大でもM5)。8点以下は挿管の適応なんですが、これって本当に正しいんでしょうか?

2013年4月13日土曜日

とーきょーっちゅうところは怖いところだからなー

初期研修医さんたち6名は今頃東京にいる頃です。長崎の初期研修医N先生もきっと言ってるところでしょう。うーん、1年前といえばちゃんとblogに写真が載せられてた頃だよなー。今は写真も何もないblogですが許してください

土曜日なんですが、救急対応をして病棟を回ってたらこんな時間になりました。お昼ごはんはまだです。今から買い物に行って夕飯のぶんと一緒に済ます予定です。今夜は・・・、シチュー作るかなー?まだ未定です。


今日の救急外来ですが左上下肢の脱力、右上肢の痙攣、右への共同偏視を主訴に施設から救急車でやって来ました。まあバイタルもちょっと血圧が150/80くらいでちょっと高いかなー程度の異常しかなく、GCSもE4V4M6の14点でした。

1年前に左の視床出血の既往があった方なので「症候性てんかんみたいなものかなー」程度で見てたんですが、CT上はなんと右の視床出血が・・・。しかも脳室に穿破。今日の指導医のN先生自ら救急車に同乗して脳外科のある病院に送ることに。


なんだかんだで鹿児島に来てから3-4例くらい脳出血の患者を見ている気がします。それが小児の熱性けいれん疑いであったり、ただ単に道でコケた人であったり、なんとなく調子が悪い人であったり・・・。

中年のくも膜下出血みたいに嘔吐を伴う鋭い痛みみたいにわかりやすければいいんですが、もともと喋れない人とか、発見時に意識を失ってしまっている方だと難しい気がします。じゃあ道でコケた人を全例頭部CTを取るかと言われれば難しいところですが。

あと困る症状は頭痛。頭痛の程度が軽くて明らかな神経症状のなかった患者さんで、CT取らずにカロナールだけを処方して帰したことがあるんですが、数週間後に麻痺症状が出始めて、CTをとってみると硬膜下血腫が・・・、なんてこともありました

どの時点で出血をしたのかは明らかではありませんが、もしかしたらボクが初診で見た時だったのかもと思うと・・・。でも頭痛で全例頭部CTを取るのかと言われるとやっぱり難しい・・・


言いたいことは脳出血はとーきょーと同じくらい怖いなーということです。特に来られた時に軽症例であったり、典型的でない症例はなおさら。CTのないクリニックに来られた時に、先生方はどう判断されてるんだろうなと気になるところです

2013年4月6日土曜日

変な紹介が多いなっと

4月最初の土曜日です。鹿児島の新入医師は徳之島やら奄美やらを回って大忙しな1週間だったみたいです。長崎のN先生も多分今週末くらいは五島ふれあい診療所に行ってるころでしょうね。あー、フェリーで酔ったこと思い出しちゃった


救急研修2ヶ月目です。でも全然慣れません。内科カンファの時に叩かれまくりです。救急やってるのか内科やってるのかわかりません。多分どっちもやってます。

一応救急中は救急外来に引きこもりが中心なのですが、救急車がやってこないとホントにヒマです。そんな時間に受け持ちの患者さんを回ることになります。最初は期間中は3人って聞いてたのに、いつの間にか6人に・・・。

で、6人のうち2人は1ヶ月近くの入院になってしまいました。ちなみにどちらも精査目的の紹介できて、色々やっているうちに長期の入院になってしまいました。救急っぽくないなぁ

救急が暇な時は6人の受け持ちで十分やっていけるのですが、救急車が多い時が大変です。午前も午後も来られると、受け持ちの患者さんを回るとか、カルテ記載する時間も病棟を回って指示を出す時間も全く無いような状況です。6人も持つんじゃなかったとか後悔します。

でも少ないと今度は何もないときにヒマになるしなぁ・・・。贅沢なのか贅沢じゃないのかよくわからない悩みです。


救急車以外にも紹介でいろんな患者さんがやってきます。中には何が目的なのか不明な症例も・・・。

消化管出血疑いとか言いながら、実際は出血はなくて意識レベルの低下の方が問題だったりとか(このことについては紹介状記載なし、家族に聞いてみたらこっちの方で説明を受けたとか)、別の"病院"から嘔吐したから誤嚥性肺炎だ!という理由ですぐに送ってきたりとか・・・

紹介して下さるのはいいのですが、必要な情報や根拠が欲しいのです。あと困るのは紹介状の内容と違うことを患者さんのご家族にお話をするとか

研修2年目に入ったばかりなのに、偉そうで本当にスミマセン

2013年4月1日月曜日

エイプリルフール

です。嘘をつくのが許される日ですが、わざわざ嘘はつきません。というか写真貼る貼るとか言って、貼らない詐欺を繰り返しているので・・・。嘘つきどころか詐欺師なので、訴えられたら確実に負けます

あとエイプリルフールで嘘をついていいのは午前中だけみたいだから、今から嘘つこうにも遅すぎるんですよね・・・。午後まで嘘ついてたらエイプリルフールじゃなくて、ただの嘘つきですので皆さんご注意を。あっ、遅かったか。この嘘つき野郎どもめ!

エイプリルフールなんですが、今日からボクも2年目研修医なんですね!いや嘘じゃないし。ホントだし。まあ1年目の後半と何が変わったのと言われたら非常に困りますが。・・・腰の痛みはひどくなってるんじゃない?


そしてボクが2年目研修医になると同時に、鹿児島生協病院にも6人の1年目研修医が入ってきたのです。いやー、初々しい(とか言いつつ今日は朝礼にギリギリで出席したので、きちんと挨拶を聞いたわけではないのだ)、1年前のボクの立場ですよ。

今日はこのピカピカの1年生たちに先輩としての威厳(笑)を見せるべく、上戸町のオレンジスクラブ堂々と臨んだわけなんですよ。・・・臨んだんですが今日からしばらく他院所をめぐるらしくって、このオレンジスクラブを見せる機会は全くなし。この行き場のないやる気をどうしてくれる?

まあしばらくしたら採血手技とかBLS講座とかで教える機会がちょこちょこあるわけだから、その時にでも再び着ることにしようかと。そしてオレンジスクラブの素晴らしさを鹿児島生協病院の研修医たちに広めて、そのうち鹿児島生協病院を上戸町カラーに染めてやろうかと


オレンジスクラブは↓みたいなやつです。国境なき医師団です
http://www.folk.co.jp/special/201208ki.html
これを着ることでやる気が出まくって「先生、マジでやめてくださいよホント」って言われるくらいには空回れるようになると思います

それと全く関係ないですが、このblog今日の記事で50個目みたいです。いや嘘じゃないですってば

18:50追記
リンクの編集をしようと思っていじってたら、






オー○ンですよ、オ○メン!悪魔が舞い降りなすった
鹿児島生協のブログを追加しようとしてたけど、どうりでうまくいかないわけですよ