2013年10月29日火曜日

Merry Halloween!

10月31日は何の日か知ってますか?タイトルの通りハロウィンというお祭りです。お化けに扮装して色んな家々を回って、"Trick or Treat!"という魔法の脅し文句でお菓子を強奪してくるという恐ろしいお祭りです。おいやめろ、これ以上搾取するな!

多くのキリスト教圏で行われるこのお祭り、なんで神の敵である悪魔の恰好をするのか疑問でした。なんで悪魔崇拝の日を設けるのか?で、調べてみたら悪魔から身を守るために悪魔の恰好をするみたいですね。なるほど、木を隠すなら森にということなんでしょうか?

ついでに悪魔崇拝の日ではなくて収穫祭なんですね。ちょっと残念。日本で行われる多くのお祭りと同じようにその年の作物を神に捧げたり、次の年の豊作を願って火を炊いたりなんかと同じような感覚なんでしょうね。どこの国でも考えることは同じなんだと考えると不思議です

あっ、病院で"Trick or Treat!"なんて叫んでも無駄ですよ?渡せるのは薬か点滴かぐらいですからね。"Treat"には「治療する、手当てする」という意味もありますから間違ってないですよ?お菓子をもらえなかったからって憤慨しないでくださいね


ハロウィンの日が西脇病院での研修の最後になります。本日ようやく統合失調症、認知症、気分障害のレポートを西脇院長にお渡ししました。統合失調症のところの考察が全然思いつかなくて、無駄に時間がかかってしまいました。今見直しましたが、理論がおかしいことおかしいこと

抗精神病薬は定型・非定型含めていっぱいあって、しかも同じグループ(例えばSDA;Serotonin Dopamine Antagonist)に属しながら「Aは抗幻覚・妄想作用がある」、「Bは鎮静作用が強い」、「この違いはAはBに比べてCという受容体の拮抗効果が強く」etc...、覚えきれません

それを言い始めたら内科で使う降圧薬とか糖尿病薬とかも種類がたくさんありますからね。降圧剤で同じグループでも「従来の薬に比べて将来の脳血管障害のリスクを低くする」とかありますからね。よくわかりません

ともかく1か月で覚えたお薬の使い方といえば、抗不安薬の違いくらいでしょうか。これはベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系くらいですからね。あとは薬がピークに達する時間と血中濃度が半分になってくるのはいつごろかぐらいです


・・・といくら薬を分類して違いを述べてみても、実際に患者さんに使ってみて自覚症状の改善があるかどうかはその時にならないとわからないですからね。特に精神科領域のうつ病、不安神経症は客観的な治療指標がなかなか見えないぶん難しそうです

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