2013年12月25日水曜日

さあ、プレゼントを貰えない悪い子はどんどんしまっちゃおうねぇ

サンタクロースはその昔セント・ニコラスさんという人が色々やったのが最初らしいです。詳しくはいつものごとくググっといてください。そのニコラスさんの意思を受け継いで良い子にプレゼントを配って回っているのがフィンランドのサンタクロースさんなんですね。今日も(これを書いているのは12月25日の深夜)忙しく各家庭の子供をソリに乗って回ってるんです

サンタクロースさんが回るのはあくまで良い子だけです。良い子の定義はともかくプレゼントを貰えるのは良い子だけです。プレゼントを貰えないような悪い子のもとにはブラックサンタが参上します。なまはげじゃなくて黒いサンタさんです

ブラックサンタはプレゼントの詰まった袋じゃなくて、血の滴る臓物と石炭を袋に入れて持ち歩いています。悪い子はその袋で滅多打ちにしたり、その袋にしまっちゃ一緒に入れてどこかに連れ去ってしまうという恐ろしい伝説のしまっ○ゃうおじさんです

・・・これ最初に考えた人絶対に病んでるでしょ?なんですか臓物って?一応ボクの名誉のために言っときますが、いくら病んでるからといってもボクが考えついたわけじゃないですよ?ドイツ周辺に伝わっている話なんですよ、嘘じゃないのでググっといてください


深夜を回ってますがクリスマスです。長崎は雪も降ってないし、サンタクロースさんと思われる鈴の音も響いてません。上戸町周辺だけかもしれませんがとても静かです。上戸町周辺に良い子も悪い子もいないのか、それともサンタクロースさんが近所迷惑との理由で鈴の音を止めたのかは定かではありませんが

鈴の音の代わりに救急車のサイレンがイヴから鳴り響いてます。なにが悲しくてクリスマスイヴ~本番にかけて夜間に急変しなければならないのかわかりませんが、もう数時間でイヴも終わろうかという頃に近くの病院が手一杯ということで、わざわざ遠いうちの病院へ救急車で運ばれてきた方も・・・

まあ色々あって、ちょっとうちの病院では対応しきれそうもないとの判断で結局大学病院へ搬送されることに。クリスマスイヴだろうがなんだろうが救急隊員さんと患者さんは大忙しです。ボクが搬送についていったのですが、日付をまたいでクリスマスが始まったころ大学病院で迷子になってました。人生でもっとも虚しいクリスマスのスタートでした


今日のお昼ごろはわざわざフィンランドから出張してきてくださったサンタクロースさんが病棟の患者さんにプレゼントを配って回るらしいです。心は荒んでいるみたいですが臓物とか石炭が入った袋は持ち運ばないとのことですので、どうぞご安心を


P.S
全体の閲覧数がちょうど20,000件でした。3/4くらいは健友会の関係者とはおもいますが










25日の記事を上げた瞬
間にアメリカからのアクセスが殺到しました
そんなにブラックサンタが好きか?
それともしまわれたいのか?
しまいたいのか?



P.S.その2
色々あってフィンランドのブラックサンタクロースさんは来れませんでした。代わりに日本支部のサンタさんが病棟を回ったみたいです

2013年12月20日金曜日

もう来年のことも忘れたい

もう10日ほどすると2014年ですね。今年も色々ありましたね。どっかのオリンピック誘致を決めた知事がお金が云々でやめたり、秘密保護という重要な法案の審議機関が実質数日しかなかったり、あの将軍様の国でNo2.みたいな人が粛☆清の名の下に処☆刑されたり・・・

・・・と書いたところで今年のはじめの方に社会的に何があったかを全然覚えてないことに気づいたり。自分の周りのことはだいたいブログに書いてるから思い出せるけど、1月とか2月とか社会的に大きな出来事ってあったっけ?鹿児島で灰を浴びてたことしか思い出せませんが

とまあ忘年会する以前に忘れることもないんです。どうせ忘年会したことすら忘れるんでしょ?ボクだって去年の忘年会のことなんか全然覚えてないですよ。ホントに変な服来て変なポーズとってたことなんて全然覚えてないんですよ?


12月18日に病院の忘年会がありました。今年というか10月あたりの頃からもう忘れ始めているというのに。かろうじて9月くらいに東京オリンピックが決まったことを覚えてるくらい。忘れるべきものはもうすでに頭のなかにないというのに

去年はなんか女装してたみたいですね、ボク。覚えてないですけど。ついでに今年の9月も微妙な女装してたみたいですね、ボク。覚えてないですけど。今年は去年女装コンテストで優勝されたらしい指導医のK藤Dr.がはりきって和田ア○子の真似してました。去年はどんな格好をしてたか覚えてませんけど

去年はどうか知りませんが、今年は大盛況だったみたいですよ?医局のK藤Dr.をはじめ、レディ・○ガの格好をしてたりとか、緊張のあまりギターを弾けなかったりとか、ネルソン・マンデラの葬式で手話をしてたあの人を連れてきたりとか、U木Dr.の代理として無理やり参加させられた去年のことはまったく覚えてないですが、素直に楽しめたと思います

あとお絵かき伝言ゲームみたいなのがあった気がします。かろうじて覚えてます。4人でチームを組んで、お題の絵を描いて最後の人に当てさせるとかそんなゲームです。ちなみに医局チームは1回戦敗退でした。何故かボクはお題の一部を事前に知ってたので、ボクが出てたら間違いなく優勝だったんですがね!まあ卑怯すぎるから指名されてもやりませんけど


そんなこんなでほとんど覚えていない去年の何倍も楽しめた忘年会でした。あと先に断っておきますけど、来年女装コンテストが開催されたとしてもボクは絶対に出ませんからね!リアルローレライ伝説がおきて会場が潰れちゃいますから


P.S. 12月21日のblogの記録より


日本とアメリカからのアクセス数が同じ
(12月20日からの24時間で)
11月の最初にオスプレイがどうこう書いたから?

ここがアメリカだったら米国愛国者法とかで
捕まったりしてたんですかね?















ここに来て何を学ぼうとしていたの?
とりあえずアルゴリズムと薬の量を覚えれば
実技は問題ないかと

2013年12月14日土曜日

競りにかけられる前に不良品で返品された

日本でトラウマソングとして知られる曲といえば?「まっ○ら森のうた」、「し○っちゃうおじさんのうた」、「ドナドナ」、「メトロポリ○ン美術館」、「パンをふ○だ娘」etc...。「しまっちゃうお○さん」と「パン」を除けばみん○のうたで流れてた曲ばかりですね。N○Kはそんなに純粋無垢な子供にトラウマを植え付けたいのか?

「ドナドナ」は原曲はユダヤ系の民謡みたいです。「○んなのうた」で日本語版が流れてたのは1960年代みたいですね。ボク含め若い世代でもトラウマ曲として知ってるということを考えると、この歌がどれだけ長い間多くの人間にトラウマを植えつけたのか想像に難くないですね

内容はすごくシンプルで仔牛が荷馬車に乗せられて市場に売られていくのを悲しむ歌です。しかもめちゃくちゃ寂しい短調のメロディーと悲しげな声で一気にテンションを下げてくれる素晴らしい歌です。さあ、よい子のみんなはどんどんググっちゃおうねぇ


さてボクは患者さんを他の病院に搬送するときに救急車に同乗する行為を個人的に「ドナドナする」と呼んでいます。理由は特にありません。かわいい仔牛が乗っていくわけでもありません。可愛くもなんともない研修医が乗っていきます

救急車に同乗してバイタルを確認したり、患者さんの意識状態を確認したり、その他いろいろすべきことはあるんですが、まあ一刻を争う事態にならないように最初で十分な処置を行ってからタインに向かうことになります

救急車同乗自体は問題はないんですが、問題は病院についたあと。救急担当の先生に診療情報提供書をお渡ししたあとに色々聞かれるのですが・・・。「この人の普段のGFRは?」、「倒れた時に痙攣があったのか?」etc...。当院で治療をされていない方であったり、情報収集が不十分でお応えできないことも

ただただ「申し訳ありません!」としかお答えすることしかできません。そうしてかわいくない仔牛とみなされて、買い手もつかずにすごすごと元の牧場(病院)に戻って、仕方なくそこでさつ(検閲により削除)。いや、きちんと答えられるかわいい仔牛でも戻ってくるんですけどね


ちなみにボクは「ドナドナ」よりも「まっく○森のうた」のほうが怖いです。歌詞は全然怖くないのに、メロディーと映像が怖すぎて、幼稚園生のころはテレビを見ることができませんでした。気になったよい子のみんなはどんどんググっちゃおうねぇ

2013年12月7日土曜日

今日もヤンデレ明日もヤンデレ

月曜日から金曜日まで絶賛病み中です。土曜日や日曜日は多少軽くなってるくらいです。一週間ずっと低調気味ですが、月曜日の朝と金曜日の夜が一番ひどいです。テレビつける習慣はないんですが、サ○エさんなんか見たら次の日仕事に出てこれないかもしれないですね

そうそう特定秘密保護法案が強引に可決されましたね。昨日そのことについて研修担当のMさん(しかし医局はマ行の苗字ばかりだな)と戦争になるかもとか徴兵されるかもとか、まあそれなりに真面目に(?)話し合ってたんですが・・・

「そんな事になったら自殺者が増えるでしょうね。多分ボクもそうするでしょうが、苦しくない方法ってありますかね?」とヤンデレっぷりを発揮したジョーク?を申し上げてみましたところ、「列車への飛び込みは多くの人に迷惑がかかるからダメですね。迷惑がかからない死に方がいいですね」という素晴らしい返答が

いやいや、少しは引きとめようとしてくださいよ!?いつもいつも冗談のように言ってるから適当にあしらわれただけかもしれませんが、もしかして研修担当も病んでるんですか?医局全体病んで着てるのか?ヤンデレは伝染するのか!?だとしたら感染源はボクですよね?本当に申し訳ありません!お詫びとして火山の火口にみをなg(以下規制)


それはさておき今日は高校生の模擬面接が行われるんです。もうすぐ大学受験なので、少しでも面接の知識と態度を身につけておきたい高校3年生がちょこちょこ来られるのです。長崎大学の面接はかなり特殊(質問内容が読めない、というか予想すらできないものがくる)なので対策は必須なのです

そんななか「俺は絶対に高校生と関わらない!」と豪語していたM野Dr.ですが、今日急遽医局の掃除を始めていて・・・。どうも高校生に汚い医局を見せたくなかったようです。なんだかんだで関わるき満々なんじゃないですか。そのことを指摘したら「絶対に違う!」と照れながら否定してましたが


やっぱり時代はまだまだツンデレですね。このblogをみている良い子のみなさんはヤンデレなんかにならずに、健全なツンデレライフを歩んでくださいね?

2013年12月3日火曜日

M野Dr.はツンデレだからね、本気で言ってないのはわかってるよ?

「最近事件がなくて暇ねぇ、ちょっと悠希くん病院の裏で白骨化しなさいよ」とM野Dr.に言われたかどうかは定かではありませんが、飛○降りと首吊○のどちらが楽か無駄に真剣にを考え中。なんでそんなことを考えるかって?デレのないヤンデレですから

いやいや病状詳記とかレセプトとか退院サマリーとかが大量にたまってて気分が落ち込んできているだけですよ。病名を付けなかったり、入院中に少しずつサマリーを片付けないのが悪いんですが。さっさとやらずにblogしてるのも悪いんですが

診察を受けられた方はすべからく病名をカルテに記録しなければならないという決まりがあるのです。記録しないと保険者から保険料を聴取できないのです。3割負担の残り7割をもらえないのです。面倒だけれども仕方がないのです

とりあえずさっき病名をつける作業をすべて終えたんですが、ホントに多いこと多いこと。ほとんどは急性上気道炎(いわゆる風邪)とかばっかりですが、ほとんど健康な方に血液検査なんか出したりすると(検閲により削除)

退院サマリーは患者さんが退院するたびに入院から退院までの流れを書かされるのですが、入院期間が長期になったり、訴えが多かったり、検査を大量に行ったりなんかすると書く量が大変なことに。全部余さず書いていって長くなると「○○字以内に収めろ」パソコンに注意されるし。いつから医者はパソコンに支配される仕事になったんですかね?

まあどちらも健全な保険診療を行うために必要な決まり事なんでしょう。まったく保険診療のこと理解してないけど、そういうことなんでしょう。決まり事だから書類が多くなっても仕方ないですよね。あー、来年以降は介護保険とかの書類も入ってくると思うと鬱になってきた


鬱なことばかり書くのもなんですから、そろそろ明るい?話題を。この間も気胸の方が来られたのですが、なんとか2例目にして無事?トロッカーを挿入することが出来ました。まあ切開した穴の広げ方が甘いと注意されましたけれども

・・・あー、これぐらいしかないですね、明るい?話題。常に病んでるからまったく思いつかないんだね。今思ったらトロッカー入れられた患者さんにとっては全然明るくないし。医療関係に明るい話題ってあるの?だってどんな治療だって患者さんにとって苦痛なだ(以下無限ループ)


ふむ、病んでるのは良くないですね。今日はもう帰って明日書類をまとめることにします(といいつつ次の日、次の日と伸ばして溜まっていく)

2013年11月30日土曜日

名探偵だよ、M野先生

新幹線のなかからこんにちはです。M野先生から変態というご紹介を頂いた悠希です。違うんだ!ボクはただ三角定規の魔力に魅せられただけなんだ!仮に変態だとしても変態という名の紳士だよ!(ピーポーピーポ、鳴り響くサイレンの音)

変態紳士は毎回通報、逮捕されますが、次の数コマには何事もなかったかのように戻ってきて、次なる(しょぼい)犯罪に手を染めてまた逮捕されます。なんでそう簡単に戻って来れるんでしょうね?ギャグマ○ガ日和における最大の謎であります

まあク○吉くんも小学生だし、青少年のうんぬんとかなんですかね?でも何度も何度も(内容はしょぼいけど)ストーキングや窃盗とかしてるやつを野放しにするのもどうなんですかね?法律関係は完全に門外漢なので深くツッコミませんけど

なんの話かわからない方は「ギャグ○ンガ日和 ク○吉」あたりでググっといてください。○の中に入るのは「マ」です。10数巻位出てたと思いますが、私生活を充実させるためにそろそろ中古で揃えようかななんて企んでるところです


話は変わりますが、「青少年医師交流集会」なるものに出席してきました。今回は広島です。原爆ドームとかもみじ饅頭とか赤い球団で有名な広島です。今年は巨○が空気読まなかったせいで日本一になれなくて残念でした。そろそろ優勝するところが見たいです

さて、そんな広島で何をしていたかというと原爆医療や福島原発の現在の状況について学んだり、山口県の岩国基地について学んだり、後期研修をどうするかということを真剣に悩まさせられたりしたわけです。白髪が増える・・・

ここまで聞くと「セカンドミーティングと何が違うの?」と思われると思いますが、今回はなんと会場の外に出てのフィールドワークがあったのです。上記の岩国基地に行ってきました。というかなんで岩国基地だったの?あと3つほど呉港とか広島市内で平和学習とかあったのに

広島市内の平和学習を選んでたはずなのに、いつの間にか岩国基地になってました。呉港とかにされても、昔間違って「ご」とか読んで大恥かいた中学生の頃の苦い思い出が蘇ってくるので微妙ですが。オスプレイが来るとかありましたが、正直あんまり興味がわかなかったので選んでなかったんです

さして興味のなかった岩国基地ですが、ここも沖縄なんかと同じく米海兵隊とか自衛隊基地の航空機から出る騒音に悩まされている場所であります。あとは基地開発のために地元住民を騙して愛宕山が削られているとかなんとか

沖縄の米海兵隊基地負担を軽減するために県外に移設するなんて話が出てるけど、まあ色々と問題が出てくるんならどこでも嫌ですよねと。まあ難しい問題だし、これ以上言及すると色々面倒くさいことになるのでこのへんにしときます

あっ、基地周辺で集合写真とかとってたけど秘密保護法案のなんとかでボクら捕まったりしないですよね?ついでに昔の記事に普通に普天間基地が写ってたりしますが、これで裁判かけられたりしないですよね?アレでスパイかなんかに使われるかは微妙ですが

2013年11月25日月曜日

アンドロイドは電気羊の毛をバリカンで刈るか?

タイトルの元ネタは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」という小説です。勝手にタイトルに使ってますがボクはこの小説を読んだことがないんです。でもなんとなく使ってみたかったんです。いつものようにググってみたらSF的で哲学的な内容の小説みたいです

電気羊ですがポケ○ンのメ○ープとかモ○コとかそんなんじゃなさそうです。当たり前ですね、ポ○モンが発表される前だもの。でんきタイプのポケモンはじめんタイプしか弱点がなくていいですね。その分ピカ○ュウをはじめ防御面は貧弱な奴が多く、タイプ不一致のじめん技でもすぐに瀕死になれますが

話がだいぶそれましたが、ポケモ○の話をしたかったわけではないです。たまたま昨日3ヶ月ぶりに美容室に行って髪を短くした時に、地面に落ちた髪の毛を見て「羊の毛を刈るのってこんな感じなのかな」と思った次第でして。ついでに上記の小説のタイトルを思いついたと(最初は映画のタイトルだと思っていたのは内緒)

何を言ってるのかわからなくなってきました。自分の思考回路がまったく理解できません。他人の目から見たらもっと理解不可能でしょうね。美容室から電気羊が出てきて、何故かポ○モンの話になってでんきタイプにじめん技はヤバイとか


11月もそろそろ終わりそうです。上戸町病院に戻ってきて1ヶ月が経ちました。1年目の内科と違って少し込み入った症例が増えてきました。肺炎や脳梗塞から始まって、不定愁訴のような症状の全身精査で精神科受診へつなげたりとか、たまたま見つかった腫瘤の精査で入院中にうちで出来ない検査をよその病院に頼んだりとか

そして1年目は見ているだけだった胸腔ドレナージの手技の実施が解禁?されました(もちろん上級医の指導付きですが)。それで先週気胸の患者さんが来院されたので、さっそくU木Dr.指導の下で実施をさせて頂いたんですが・・・

うーん胸膜の穴がうまく広がっていなかったのか、穴の方向が悪かったのか、両方なのか失敗でした。結局予定より時間がかかってしまい途中で上級医と交代という甘酸っぱい?思い出に・・・。なんというか無駄に苦痛の時間が長引いてしまって、患者さんに申し訳ないです

ちなみにホントにたまたま気胸が2例あって、もう片方を1年目の研修医であるN里先生が実施しましたが・・・。彼女は見事短時間で成功。2年目の面目丸つぶれですね。とりあえず嫉妬じゃなくて羨望の眼差しで見つめておきました

上戸町病院へ気胸などで来る方はそんなに多くはないのですが、胸膜炎とかその他の疾患で胸水ドレナージが必要な症例がそのうち来るかもしれません。次に来るのがいつかはわかりませんが、その時までに一発成功できるように再度復讐復習しているところです。苦しい時間は短いほうがいいですもんね

2013年11月18日月曜日

夏風邪もひきましたが冬風邪もひいたようです

鼻水とくしゃみが止まらないんです。病棟に患者さんの診察に行って、途中で鼻水が垂れてきて次の患者さんの診察の前にそれを拭きとって、次の患者さんの診察をして鼻水が出てきて医局に戻って鼻水拭いて・・・。効率が悪いです

あと患者さんの診察中にどうしてもくしゃみも止められなくて、逆に患者さんに心配されるという有り様。「先生大丈夫?伝染さないでね」と。はい、申し訳ないです。病棟内でくしゃみしまくりなので、そろそろ看護師さんからスーパースプレッダーのアダ名が付けられるのも時間の問題でしょう

しかしおかしいですね?ボクは今年も夏風邪をひいてます。バカは夏風邪をひいて普通の風邪はひかないみたいですが、いま風邪をひいてます。とするとボクはバカなんでしょうか、それとも普通の人なんでしょうか?少なくとも非凡な人ではないようですが・・・。人智を超えたバカとかそんな分類なんでしょうか?

それはともかく風邪をひいて判断力が低下した状態でも仕事をしなければならないのが辛いところです。ただでさえ救急からだいぶブランクがあるので、急変状態への対応能力も落ちています(そのあと外科も回ってますが、あまり重症の患者さんの受け持ちがなかったので・・・)。今回は判断力がおちた状態で仕事をするとどうなるかというお話を。戒めを込めて


夜間に急性腹症の患者さんが来られたのですが、救急からだいぶ離れていて急性腹症の鑑別が全然思いつかない。しかもどう診察すればいいかも完全に忘れています(OPQRSTが頭から飛んでいました)。症状としては波のある腹痛と便が出ていないということなので、便秘からの腹痛かなっと安直に考える始末。浣腸でいいよね?

指導医相談して再度診察。「しっかり反跳痛が出ているじゃないか」と。「イレウスは鑑別したのか?」と(すいません頭に思い浮かんでませんでした)。浣腸をかける前に腹部X-pとCTを。しっかりniveauが写ってました。イレウスですね。浣腸をかけてたら腹圧上昇して危ないところでした


次は失神発作で来られた女性。ご家族にお話を聞いてみるとトイレをしようと立ち上がったところで後ろにフラッと倒れたと。ただ数分ほどで意識を取り戻してシャンとしてトイレに向かったとのこと。バイタルも心電図もCTも血液検査もすべて異常ありません

お話だけなら起立性低血圧とか神経調節性失神のような全然危なくない疾患のようですが・・・。返してもよさそうですが、今回が初回の発作(ここが重要)とのことで上級医判断で入院で様子を見ることに。モニターをつけて、後日ホルター心電図オーダーして

まあ数日入院検査でいいよねと思っていたら、なんとその日のうちに30-40bpsの徐脈に!意識はしっかりしていましたが血圧も下がってきていたので急いで循環器科のある病院に。帰宅させていたら徐脈発作でまた倒れていたかもしれません。これを見ている皆さんは初回の失神発作は帰宅させずにきちんときちんと見てくださいね


このあとも心不全かなと思っていたら実は肺炎だったり、おかしな呼吸が敗血症の前兆だったとかいろんな落とし穴にハマっているわけですが・・・。鹿児島の救急にいたときはしっかり考えられたのになぁ・・・(少なくとも今よりは)。感覚を取り戻すまで時間がかかりそうです。はい、しっかり風邪を治してから頑張ります

2013年11月12日火曜日

帰りたくても帰れない トラウママン

さっきちょっと調べてたんですけど、ウ○トラマンのシリーズの数ってものすごいですね。まともに見た記憶があるのはティ○だけなので、あまりの数に驚きました。もう何が何なのかわからん。パッと見でウル○ラマンか判断がつかないものもあります

あと初代のウルト○マンと「帰ってきた」の奴は別の○ルトラマンなんですね。帰ってきたと思わせといてジャ○クとかいう別物です。ついでに初代の続編じゃなくて、その間にセ○ンが入っているみたいです。もう順番関係がよくわからん

一方でトラウママンでは前回も今回も同一人物です。トラミウム光線(幻覚)は自らのトラウマを濃縮して相手に発射する唯一の必殺技ですが、幻覚なので相手に効かないどころか放つために嫌なことを思い出さなければならないので、自分に大ダメージを与えます

そのトラミウム光線(幻覚)の他に直接相手からの攻撃も受けるし、味方であるはずの地球人からは「帰ってくれ トラウママン」とか言われる始末で、回を経るごとにトラウマが溜まっていく一方。第1シリーズ最終回は戦いのあとに(特に相手に対して何もしてないのに)うつ病の治療のために精神科へ運ばれます

第2シリーズの「帰ってきたトラウママン」では見事に社会復帰を果たしてますが、敵が出てくるたびにトラウミウム光線(妄想)を連発。第1シリーズで溜め込まれたトラウマと治療中のトラウマが合算された光線の威力は(自分に対して)とんでもないダメージ!わずか5話で治療が再開して終了。あまりの内容に続編の製作予定はありません


どうでもいいトラウママンの脳内設定を語りつつ今の現状を。久しぶりの当直です。約1年ぶりです。鹿児島生協病院では準夜勤(19:00-22:00)の間だけでした。とは言っても向こうはその3時間の間に20人前後の患者さんがやってきますが

鹿児島では外来だけですが、上戸町では外来も病棟も両方とも当直医が担当します。まあ何にもない日もたまにあるんですが。今日も今現在(0:30)まで病棟も外来も呼ばれていません。もしかしたらこれからも呼ばれないかもしれません

そもそもボクは患者さんを呼び寄せないことについては定評がありますから。1年目の午前中の外来で検診だけとか、検診すらない日があるとかある意味で伝説を作ってますからね。一方で呼ぶときはCPAとかバンバン呼びますが


これからちょっとだけ色々資料を作ってから眠りにつこうかなと思います。とか書き終わった瞬間にPHSが鳴ったりして


P.S.
夜間に腹痛を主訴に救急車でやってきた方がおられましたが、ヤバかったです。全然何をすればいいか思い浮かばんの。カルテもどこに何があったかわからなくなってるし。鹿児島の救急で何度も経験していたはずなんだけどなー・・・。半年くらい救急から遠ざかってただけで何もできなくなってます。今日の外来も心配だ・・・

2013年11月6日水曜日

すぐに帰りたくなった トラウママン

上戸町病院の危機を察知したわけではないですが帰ってきてしまいました。しかし病院に入った途端に胸元のカラータイマー(幻覚)が妙な音を立てて点滅し始めました。早速エネルギー切れのようです。はよ帰らねば

ただウル○ラマン・・・じゃなくてトラウママンなんの仕事もしてないぞ?病気という名の怪獣を倒さずに帰れると思っているのかと周囲の人間から罵声を浴びせられるトラウママン。仕方がないのでエネルギーランプが常に点滅したままの状態で仕事をするトラウママン

夕方にはもう明日の分のエネルギーもなくなってるから早く帰りたいけど、書類とか何とか残ってるからひとまずそれを処理。もう何もないだろうと思ったら、会議に参加しろと。断れないのでそのまま参加。カラータイマー(幻覚)にヒビが入り始めて来ました・・・


帰ってきたのはいいけど、久々の上戸町の病棟は色々忘れてるんですよね。予想指示の出し方とか輸液の時間設定とか、定期の処方がいつからだったとか。あと7月の麻酔科からずっと入院管理から離れてたので、肺炎とか腎盂腎炎とかであっても全然自信がない

かといって小児科とか外科とか、まして学んできたばかりの精神科に自信があるかと言われても、それも「うーん・・・」といった感じ。そもそも上戸町病院でほとんど見ないような科ですので、それらの知識を持ってたとしても上戸町の内科では通用しませんが


初日の受け持ちの患者さんは肺炎と脳梗塞(TIA?)の患者さんでした。一年目研修医でも割りと安心して任せることのできる疾患です。しかし簡単な疾患でも病棟の掟がわからないとてんやわんやです。テンパり研修医blogらしい素晴らしい(2年目としてはダメな)診療をしてますよ

まあ5ヶ月は上戸町病院で内科の研修ですので、早めに思い出して慣れていこうと思います。これから1年目と違って週2回の外来とかエコー検査とか入ってきますしね。あとCPCとか症例レポートとかのまとめも早めに済ませとかないと


カラータイマー(幻覚)から煙が出始めてきたのでトラウママンそろそろお家に帰ってゆっくり休みたいですが、今日はまた学生対応みたいな事があるのです。明日は朝早いんですが起きれますかね?

2013年10月31日木曜日

次回更新は上戸町病院からです

それはそれとして非常に困ったことがあります。今週の火曜日にレポートを提出したのですが、昨日の午後から本日いっぱいまで西脇院長が講演会などのために出張なのです。そんな忙しい院長のスケジュールはつゆ知らず、「今週のボクのスケジュールは忙しくないので、最終日までには仕上がるだろう」とタカをくくっていたのがまずかった

結果としては西脇病院にいる間に最終稿が仕上がりませんでした。先週中に素案を渡せなかったのが一番の要因なのですが。でも先週の統合失調症の考察素案はあっちに話題が飛んだり、こっちに話題が飛んだりで火曜日に渡したものよりひどかったんですが

最終的に「なぜこの患者にはAという薬の効果がなかったのか、次回症状が悪化したときは何を使ったらよいか」的なことに落ち着いたんですが、後で文献を読み直してみるとホントにひどい。全文書き直しになるんじゃないかぐらいの内容ですもんね

認知症と気分障害はまあそれよりはひどくないかなと自己判断。あくまで自己判断なのでこれらも全文書き直しになる可能性はなきにしもあらず。しかしまた明日から上戸町病院での研修になるのでレポートのやり取りがかなり面倒になるなぁ・・・。西脇院長とその他スタッフの方々申し訳ありません!!


そんなテンパり研修医blogらしいあってはならない失敗を前文に書きつつ(こんな人間でも医師免許は取れるんだよ)、西脇病院研修最終日です。次からは上戸町病院の研修に戻ります。上戸町病院を出たのが去年の12月末頃だったので、10ヶ月ぶりですね

あっちこっちの病院でご迷惑をかけようやく帰ってきます。アウェーで迷惑をかけすぎているので、ホームで邪険に扱われないか心配です。毎度のことですが病院が変わるたびに軽いうつ状態になります。ただ次回はホームなのですぐに慣れると思います


西脇病院での研修ですが、精神疾患の治療を自分で行うといより(実際に処方することはなかったし)、どのように精神疾患をもつ患者さんとかかわっていくか、薬剤以外に精神科の病院がどのような治療を行っているかなどを知ることに重きを置いた研修であったと思います

外来だけでなくミーティングや夜間集会、作業療法などを体験させていただきましたが、内科の疾患以上に薬剤だけでなく、発症の素因となっているストレス(家庭や労働の環境など)や患者さん自身の考え方に重きを置かないと治療しえないということを学べたと思います

あとは精神疾患を通して社会的なことをいろいろ。それらは以前の記事に書いた通りです。例えばうつ病とブラック企業だとか、認知症と老々介護だとか、統合失調症の歴史と社会的な差別だとか。読み直したら危ない部分満載ですが、ご参照くだされば幸いです

わずか1ヶ月の研修でしたが、割とのびのびと学べたんじゃないかなと思います。当初の目的が果たされたのかどうかはいまいちですが、精神疾患を見る目が変わったのは大きな収穫ではないかと。あと自分がレポートの考察とか自分で何か新たに生み出すのが苦手なんだなと再確認できたと


最近やってませんでしたが、このblogの動向を



相変わらずのCIAとKGB。ハンガリーから2件も引っかかってます。以前マジャール語で暗い日曜日が動向とかセゲトがどうとか書いた記憶がありますが、これが分かった週にはそれらの記事にアクセスはありませんでした。うーん?


















混乱した会話で引っかかる。このblogの記事一件一件がカオスということなんでしょう。わからなくもない

2013年10月29日火曜日

Merry Halloween!

10月31日は何の日か知ってますか?タイトルの通りハロウィンというお祭りです。お化けに扮装して色んな家々を回って、"Trick or Treat!"という魔法の脅し文句でお菓子を強奪してくるという恐ろしいお祭りです。おいやめろ、これ以上搾取するな!

多くのキリスト教圏で行われるこのお祭り、なんで神の敵である悪魔の恰好をするのか疑問でした。なんで悪魔崇拝の日を設けるのか?で、調べてみたら悪魔から身を守るために悪魔の恰好をするみたいですね。なるほど、木を隠すなら森にということなんでしょうか?

ついでに悪魔崇拝の日ではなくて収穫祭なんですね。ちょっと残念。日本で行われる多くのお祭りと同じようにその年の作物を神に捧げたり、次の年の豊作を願って火を炊いたりなんかと同じような感覚なんでしょうね。どこの国でも考えることは同じなんだと考えると不思議です

あっ、病院で"Trick or Treat!"なんて叫んでも無駄ですよ?渡せるのは薬か点滴かぐらいですからね。"Treat"には「治療する、手当てする」という意味もありますから間違ってないですよ?お菓子をもらえなかったからって憤慨しないでくださいね


ハロウィンの日が西脇病院での研修の最後になります。本日ようやく統合失調症、認知症、気分障害のレポートを西脇院長にお渡ししました。統合失調症のところの考察が全然思いつかなくて、無駄に時間がかかってしまいました。今見直しましたが、理論がおかしいことおかしいこと

抗精神病薬は定型・非定型含めていっぱいあって、しかも同じグループ(例えばSDA;Serotonin Dopamine Antagonist)に属しながら「Aは抗幻覚・妄想作用がある」、「Bは鎮静作用が強い」、「この違いはAはBに比べてCという受容体の拮抗効果が強く」etc...、覚えきれません

それを言い始めたら内科で使う降圧薬とか糖尿病薬とかも種類がたくさんありますからね。降圧剤で同じグループでも「従来の薬に比べて将来の脳血管障害のリスクを低くする」とかありますからね。よくわかりません

ともかく1か月で覚えたお薬の使い方といえば、抗不安薬の違いくらいでしょうか。これはベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系くらいですからね。あとは薬がピークに達する時間と血中濃度が半分になってくるのはいつごろかぐらいです


・・・といくら薬を分類して違いを述べてみても、実際に患者さんに使ってみて自覚症状の改善があるかどうかはその時にならないとわからないですからね。特に精神科領域のうつ病、不安神経症は客観的な治療指標がなかなか見えないぶん難しそうです

2013年10月25日金曜日

ブラックカンパニー(株)

我が社の代表的な商品はうつ病患者です。今までに数十万人の人間をうつ病患者にしたてあげ、様々な医療機関へ提供してまいりました。社訓は「休みなく働け永遠に」です。毎日の朝礼と昼礼でこれを全社員に唱和させてます

では社内を見てまいりましょうか。ほら、あの机の社員、彼は昨日の朝から働いてます。仕事を期限内にきちんとこなさないのが悪いのです。私共に落ち度はありません。あっちの社員は上司から叱られてますね。わざわざ大声で、他の社員がいる前で。でも悪いのはあの社員なのです

えっ?向こうで男性社員が女性のお尻を触っていた?スキンシップですよ、スキンシップ。知らいないんですか?そっちの彼は今仕事が終わったみたいですね。しかし我が社の収益を上げるためにも次の仕事を回させましょう。仕上がらなかった分は残ってもらうか、家でやってきてもらいましょう

残業代は出るのかって?仕事が終わってなくて残ってるんだから出すわけないでしょう。どこの会社でもやってることですよ。日曜日?ほぼすべての社員が関連企業の研修に出ることになってますよ。研修費?自費ですよ、そんなもの。自分のための研修なんだから当たり前じゃないですか

ぱわはら?せく・・・は・・・ら?知りませんね、そんな言葉。あぁ、そういう意味なんですか。それがどうかしましたか?労働基準法がなにか知っているのかって?もちろん知ってますよ。でも法律通りにやってたら儲かりませんよ。守ってる会社を教えてほしいものです


前文が怪しい感じになってますが、どっかの企業をイメージして書いているわけではないですよ。多分。特に会長が国会議員になったあのグループとか、どっかの党首が市長をやってる市役所を思い浮かべて書いてたわけじゃないですよ。ちゃんと書いてるじゃないですか。どこの会社もやってますって


前回の宣言通り今日はうつ病、気分障害の話です。若い人の間では特に多い疾患ですね。新型うつ病なんて言葉も最近はやってます。ボクが大学のころは教授から「今の社会5人に1人はうつ病(新型うつ病含む)なんじゃないかと思っている」というようなこともいわれました。それほど精神科ではメジャーな領域です

先週にうつ病の新患さんの診察に同席させていただきました。診察の最後に院長先生がポロッと「統合失調症の重度のほうがよっぽど楽だよ。ああいう患者さんはホントに難しいんだから」。なんとなく分かったよう、分からないような


うつ病の発症要因の大きなものはストレスです。前文のように重度の、しかも理不尽な長時間労働を続けさせるとすぐに発症します。従来のうつ病は自分の気持ちを周りに言い出せず、気の持ちようということにして病院をなかなか受診しないので、来た時にはかなりの重傷であることも

新型うつ病(正確な医療用語ではありませんがこのまま続けます)はもっと厄介です。仕事の時はやる気が出ないので、周りには「自分はうつ病だから仕事ができない」と漏らす。しかし好きなことになると大はしゃぎするので、周りからは「サボっているだけじゃないか」と思われる

しかも従来のうつ病と違って「あんな仕事を押し付ける会社が悪い」、「意味なく叱る上司が悪い」などと自分ではなく他人のせいにするので、はたから見るとただの性格が悪いやつに見えますがホントにそれらがストレスとなって仕事ができないんです。どんどんひどくなって最終的には会社へ行こうにも足がすくんで動けなくなります


どっちのうつ病もお薬を処方してきちんと飲んでいただいて、休職してリハビリを続ければまた復職もできます。しかし職場の環境が変わらない限り、またうつ病として病院に戻ってくる羽目になります。しかも会社からは「次にうつ病になったらクビだからな」と脅されて

病院の復職プログラムのミーティングにも参加させていただいてますが、上記のようなことをいわれた患者さんは決して少なくないようです。うつ病は症状は広く知られわたるようになりましたが、その患者さんにどう接するべきかきちんと理解できている責任者は少ないみたいです

2013年10月23日水曜日

でも社会保障関連はバッサリと削減される予定

お恥ずかしながら本日45分ほど遅刻をしてしまいました。朝の全体朝礼自体には間に合っているものの、9:00からある病棟の看護師さんとリハビリスタッフの前日の申し送りと今日の予定の確認には間に合いませんでした

いつもなら7:30くらいに目覚まし時計が鳴って起きるはずなんです(しかもわざわざ2台用意している)。今日の朝は目覚ましが鳴った記憶がなく、起きたら8:55でした。慌てて支度をして家を出て、西脇病院へ着いたのが9:40、朝礼にギリギリでした

おそらく前日に目覚ましのスイッチを入れ忘れたんでしょうね。ここ最近物忘れが多いみたいです。燃えるごみの袋を買おうと思ってスーパーに入ったのに結局買い忘れてたり、ご飯を研いで炊飯器に入れたのはいいけどスイッチ入れ忘れてたり、傘をもって出かけてどこかへ置いてまま帰ったり


物忘れがひどくなる、そんな症状が有名な精神疾患として認知症があります。説明しないでもわかるかと思いますが、以前は痴呆と呼ばれていた疾患です。痴呆という言葉には「バカ、アホ、愚か」という意味がありますし、必ずしも病状をきちんと表した言葉ではないので、数年前に認知症という言葉に代わりました

認知症はご存知の通り、高齢になればなるほど罹患率が上がる病気です。65-69歳では1-2%程度ですが、85歳以上となると20-30%が罹患しているといわれます。日本は超高齢社会になり、これからも高齢率は上がっていきますので、この疾患を持つ全体数はどんどん増えていきます

原因は様々ですが珍しくない疾患です。内科、整形外科にかかわらず、どんな科でも経験する疾患です(小児科でも先天的疾患を持つ成人を見ることがあり例外ではない)。とはいえ進行を遅らせる薬はあるものの、完全に治療する薬はありません

病院的には外来での本人の説得に困ったり、入院中に少し困った行動がある程度です。外来では長くて1時間程度、入院でも数日~数か月程度のお付き合いですが、その患者さんの家族からしてみれば亡くなるまでのお付き合いです


現在ボクが受け持たせていただいている患者さんにも認知症の方がいらっしゃいます。別に他の疾患があるからとか、検査のために入院しているわけではありません。純粋に認知症で入院されています(リハビリはされていますが)。普通の病院であれば認知症が原因で入院させることはありません

これだけ書くとお役所の方々などから「社会的入院だ!」とご批判を受けそうですが、これには仕方のない面もあるのです。実は受け持たせていただいている方のご家庭は息子や娘などが介護できる状況になく、80歳近い奥さんが家で介護をしているのです(もちろん色んなサービスを利用されてはいますが)

若い方であればあまり疾患はもっていないですし、比較的パワーもあります。しかし高齢者となると事情は違って腰や膝は痛くなりますし、筋力も若いころに比べると劣っています。そんな方だけに介護を押し付けるというのは非常に酷なことです。というかそんなことを推し進めるのは鬼とか悪魔の類でしょう

今回は奥さんは介護疲れで精神的に非常に参ってましたので、ご主人をしばらく入院させることとしました。ただし長期入院というのは難しいため、入院中に利用できる介護施設、サービスを探すということを目的としています


日本では超高齢社会となり核家族化も進んで、今回のような老老介護も決して珍しいケースではありません。仮に比較的若い方が介護していたとしても、自分の生活がある程度犠牲になってしまうし、そもそも働いている間は誰も介護する人がいないし

「家族で介護をする姿は素晴らしい!家庭での介護を進めるべきだ!」ときれいごとを並べるのは非常に簡単ですが、現実はそうはいかないのです。正直ボクだって高齢となって認知症も持った親の介護を一手に引き受けろと言われれば、あんまりいい顔はしないでしょう

社会的な受け皿がもっと整ってくれていればいいのですがと頭を悩ませるんですが、ボクが悩んだところで権力を持たないので何の解決にもならないのです。悩んだところで白髪が増えてうつ病になるだけです。次回はうつ病というか気分障害の話です

2013年10月16日水曜日

私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる

ノーベル賞の受賞者がすべて決まりました。化学、物理学、生理学・医学、平和、文学、経済学の6部門があるのですが、今年はどの賞にも日本人の受賞者はいませんでした。文学賞に村上春樹氏が受賞するかもなんてワクワクしておりましたが、カナダのアリス・マンロー氏が受賞となりました

上記でノーベル賞の6部門をすべて書きました。日本の学校では語学(国語、英語)、数学、理科、社会を習います。ノーベル賞に当てはめると語学→文学、理科→化学、物理、生理学・医学、社会→経済学、平和になると思うんですが、数学だけありません

これについてはアルフレッド・ノーベルが賞の設定を忘れただとか、数学が嫌いだったとか、嫌いな数学者がいたとかいう説がありますがよくわかりません。まあアルフレッド・ノーベルも人間ですからね、きっと色々ふかーい理由があるんですよ

「数学って日常生活にあまり馴染みが無いし、人類の発展にあまり貢献しないからでは?」とか思われる方もいらっしゃるかもしれません。「X^n+Y^n=Z^n(n≧3)を満たす自然数X,Y,Zは存在しない(フェルマーの最終定理)」を証明することがなんの役に立つかと言われても困りますもんね

ボクもあまり数学は得意な方じゃない(むしろ苦手)のですが、数学がなければ皆さんの目の前のパソコンやスマートフォンもありませんし、宇宙の謎も謎のままです。なにげに化学、物理学、経済学の根幹を成しているような学問です

ノーベル数学賞はありませんが、代わりに数学の最高峰の名誉であるフィールズ賞が2014年に発表されます。今年は残念でしたが、来年はノーベル賞とフィールズ賞の両方で日本人の受賞者が出ることを期待しましょう

ちなみに「リーマン予想」という、解ければ素数の謎が解けるかもという問題があります。証明ができれば100万ドルがもらえるそうですので、皆さん挑戦してみてはいかがでしょうか?なお、この問題は証明中に統合失調症を起こしてしまった方がおられると言われるくらい難解です


長くなりましたが、最後を無理やり精神疾患に結びつけてみました。今回は統合失調症の話です。もちろん病状についての詳細は書くことができませんが、西脇病院にも何名か統合失調症のために入院しておられる患者さんもいらっしゃいます

その内の1名を担当させていただいております。といっても精神科のおくすりの処方はできませんので、経過を見たりお話を聞かせていただいてカルテに記載するだけなのですが。しかしこの方を通して色々勉強させていただいております


統合失調症といえば幻覚・幻聴・妄想があってわからないことを言い出す、暴れだすといったことを想像される方もいらっしゃるかもしれません。一昔前まではともかく病院に入院させて、社会から隔離させていたといったようなこともあります

さらに精神科の病院がない昔だと、ともかく村の人に見つからないように家に閉じ込めたり、山なんかに捨てに行ったりしていたかもしれません。「神の声が聞こえる」ということで運良く宗教の開祖になった人もいるかも知れませんが、そんな幸運な人はごく僅かでしょう

さて、リーマン予想を説いていて統合失調症になった方の名前はジョン・ナッシュさんといいます。数学者でもありますが、ノーベル経済学賞受賞者です。どんなに天才的な頭脳を持っていようが、100人に1人はかかってしまうのが統合失調症です。医学部1学年に1人いてもおかしくない数字です

未だに統合失調症の原因はわかっていませんが、完全に治る、もしくは症状を数年にわたって抑えることができる病気になりました。程度の差があったり、症状が再燃することはあるものの、普通に日常生活をおくれている方もいます


こんな病気ですが、前述のような歴史もあって、アルコール依存症と同じく差別が根深い病気です。もう少し社会的な理解が進んでくれればなと願うところです

2013年10月11日金曜日

タッチパネル依存症

アスピー(前々回記事参照)が来て1週間近く経ちました。先代と違ってタッチパネル付きなので、画面を直接クリックしたり、スクロールも直感的にできるので、だいぶ作業がはかどります(といいつつレポートはあまり進んでないのですが)。アスピーすげぇ

ただし弊害が出てきました。全然関係ないパソコンでもついつい画面を触ってしまうのです。西脇病院もノートパソコンの電子カルテなのですが、もちろんタッチパネルには非対応です。手元のマウスでカーソルを動かして操作するやつです

でもとりあえず画面をタッチします。動きません。当たり前ですね。何度かタッチしてて、ようやく自分のパソコンじゃないことに気づいて、タッチパッド(ノートパソコンのキーボードに付いているアレ)を触ります。しかし動きません。ようやく手元のマウスに気づいてそれを触ります。動きました

普段からマウスを使う文明圏に住んでいないので、毎日こんな風に操作に戸惑ってしまいます。朝にそれを確認したのに、昼にはおんなじように画面を触ってます。そして無駄に画面に指紋をつけるという愚行を犯してしまいます。学習能力皆無です

家で普段使っているノートパソコンもこんな感じです。こっちは数年前からペンタブレットを導入しているんですが、最近気づいたら画面を触ってます。数年間使っていてもこうなので、スーパーエゴ的な何かでタッチパネルを渇望しているんでしょうか?


さて、西脇病院に入院ないし通院されている患者さんの中にはお酒を強く渇望されている方もいらっしゃいます。アルコール依存症という病気です。「常日頃からお酒を飲んでいるだらしのない人」というのが世間一般の見方ではないでしょうか?

ではお酒を飲んでいない時の状態はどうなんでしょうか?普段からだらしないんでしょうか?西脇病院での外来およびアルコールミーティングや夜間集会などを通して、アルコール依存症という病気についていろんな事がわかってきました

実は普段は非常に真面目な方が多く、一生懸命、それもほぼ一日中休みなく働いているような方々ばかりです。もちろん仕事をしていればストレスもたまるし、脳もフル活用で疲れてくる。それに対しての癒やしをアルコールに求めるわけです

ストレスが溜まってアルコールを摂取する → アルコールも耐性ができてくるからいつもの量では癒やしを得られなくなる → アルコールの量や回数を増やす → やがてアルコールを飲んでいないと落ち着けないようになってくるので飲む・・・、ということが繰り返されます

「ストレスが溜まる」という原因から考えると、実はアルコール依存症もストレスの捌け口をアルコールに求めているだけで、うつ病とあまり変わらないんです。多くのうつ病患者さんと同じように、普段はホントに仕事もできる真面目な方々ばかりなんです

いままでアルコール依存症の患者さんというと「お酒を飲んでいて暴れている人」とか「点滴をしてしばらく様子を見たら帰宅させても構わない人」という形で見てましたが、もっとその人がそんな状況に至った経緯、生活史まできちんと向き合わないと根本的な治療にならないのだなと改めて思わされました


そんな素敵な西脇病院で実習をさせて頂いているのですが、精神科の病院というとまだ偏見が多いみたいです。「精神病院に行ったら(薬漬けにされて)殺される」なんて言葉を患者さんの家族が口にしていたということを先生から聞かされました

昔の多くの精神科の病院では、ともかく収容・隔離が当たり前だったのかもしれませんが、最近は精神科も大きく変わってきています(それも他の科が驚くくらいに)。もっと精神科ひいては精神疾患について正しく知ってもらって、差別・偏見がなくならないかなと思うところです


ついでに上戸町病院を実習先に選ぶと、素晴らしい研修ができるという事実も広まらないかな!

2013年10月8日火曜日

台風とコロッケ

いきなり不謹慎なことを言っちゃいますが、台風は大好きです。流石に海に出てサーフィンしようなんてことはありませんが、窓に打ち付ける雨とか、ものすごい勢いで吹き付けてくる風とかが好きでしょうがないのです

小中学生の頃とか台風が近づいてくるたびにワクワクしてました。学校が休みになるということもあるんですが、一番の理由は上記のとおりです。ほとんど1日中外を見てたような気がします。今でも何が楽しいのかわかりませんが、その頃から成長していないです

同様の理由からかどうかわかりませんが、雷も大好きです。音もなんですが、ピカッと光る一瞬がたまらないんです。youtubeには雷やら変な形の雲やらの映像を載せる方もおられるようですが、やっぱり好きな人は好きなんでしょうね。変態趣味?


それにしても雨がすごいです。午前中はそんなでもなかったんですが、夕方くらいから急に吹き付けてきました。午前中には外来デイケアでアルコールミーティングがあったんですが、台風の影響なのかたったの数人しか集まりませんでした(普段であれば10数人くらい集まるらしい)。今からアルコールの夜間集会があるんですが、人は集まるんでしょうか?

アルコールミーティングについては内容を外部に漏らさないように(個人情報保護の観点からでしょうか)とのことなので詳細は書けませんが、実際の患者さんからお話を聞くことができて非常に為になりました。特に今回は人数が少なかったこともあり、濃い話が聞けたかと

あと今日は病棟のカンファレンスにも参加してきました。もちろん詳細は書けませんが、ともかく感じたことは精神科の先生の情報収集能力がものすごい。家族構成からそれぞれの方の性格、職場の状況や上司・同僚との関係まで、そこまで深く探るのというくらい

そして個々の患者さんの症状から行動から、その行動の意味付けや詳細な性格判断、応対の仕方までここまで細かく分析するのかとただただ驚くばかり。うーん、やっぱりその道のプロはすごいんだなと圧倒されてきました


台風とコロッケの関連性についてですが、これはgoogleを使うなりで調べてみてください。ボクは勝手に明治~昭和初期ぐらいからの風習かなとか思ってたんですが、実はそんなに古くなかったんですね。10年くらい前みたいです

2013年10月4日金曜日

正直言うと「デア」は3日位前に考えました

非常に悲しいお知らせがあります。いままでボクの偉ぎょ・・・じゃなくて異業を支えてきてくれたノートパソコンのデアさん(Ideapad S205)がお亡くなりになられました。2011年10月あたまくらいに購入したので、ちょうど2年くらいになるんでしょうか

9/29に上戸町病院のメールで西脇病院のスケジュールを確認しようと電源をつけても、全く画面が映らず。パソコン屋さんに修理に持って行きましたが、どうも画面の故障ではなくて内部の機械が壊れてしまっているとのこと

購入した時のお値段は¥30,000くらい(ちなみに新品の値段でこれ)だったんですが、修理には3-4週間くらいと¥60,000くらい(2倍!)かかるかもしれないとのこと。新しいパソコンを買ったほうが安くつくということと、個人情報などの入っていないデータはgoogleドライブに記録していたので、諦めて廃棄させていただきました(一応何かあった時のためにハードディスクは破壊してもらいました)

デアを供養して、今度は¥50,000くらい(これも新品のお値段です)で新しいノートパソコンを買いました。愛称はアスピー(Aspire V5)です。初代よりも不便な点はいくつかありますが、薄くて軽くてタッチパネルのついた頼りになるやつです

¥100,000くらい出せば国産のもっと軽くて性能のいいのも買えるんですが、なんとなくの語感と壊れてもなんとか立ち直れそうな値段設定でアスピーに決まりました。タブレットのウィンパ(Windpad 110w)と一緒にこれから頑張って欲しいところです(せめて3年くらい)


そんな2代目で書いてますが、10/3から志仁会 西脇病院にお世話になっております。精神科の病院です。鬱病(自己判断)で不安神経症(自己判断)でアスペルガー症候群(自己判断だがテストをやらせると毎回高い点数が出る)で不眠症(早く寝ればいいだけのこと)のボクにはピッタリの研修先かもしれません

研修のプログラムはよく考えられているし、勉強する余裕もあるのですが早くも挫折しそうです。というのは鬱病や統合失調症を始め、精神科の疾患が難しすぎるというからなんです(学生時代の勉強が不十分だということが大きいんだと思いますが)

教科書を見て復習してますが、別の科の疾患と違って標的となる臓器がない(あるとすれば大脳か)、疾患概念がホワホワした感じでわかりづらいものがある、鑑別疾患としてあげられる別の疾患と似通った部分が多すぎる、患者さんにどのような診察をすればいいのかわからないなどの理由で頭がパンクしそうです(ベテランの先生方から見れば失笑ものの言い訳ばかり何でしょうが)

レポートを書くためだけと割り切ってしまうのは簡単ではあるのですが、それだと1-2週間の研修でいいだろうということになってしまいますし、せっかくの研修プログラムを組んで頂いた西脇病院さんに失礼というものです

とは言え1ヶ月で何ができようかというのも疑問ですが、兎にも角にも苦しみながら何とか勉強していきたい所存です。最低限の目標として薬の選択ができなくとも鬱病や認知症の患者さんへどのような治療プログラムがあるのかの説明ができたりとか、精神科・心療内科への紹介が判断できるくらいには

2013年9月27日金曜日

Loreley

さっぱり記憶が無いんです。水曜日に送別会があって、ビールやらチューハイやら飲んで酔っててトイレに吐いたことは覚えてるんですが、そこから先の記憶が曖昧なんです。気がついたらカラオケ屋で寝てました。なんで?

実はカラオケは大嫌いなんです。カラオケに誘われても真っ先に逃げてるはずなんですが・・・。人の歌を聞くのは大丈夫なんですが、自分の汚い声がマイクで拡張されて、部屋の中に不協和音となって響き渡るとか死にたくなります

そもそも歌っちゃいけないんです。歌ったらローレライとかセイレーンとかと同じで歌ったら船が沈むのです。いや、そんなに美しくはなかったですね。ジャイ○ンと同じように周囲の建物が倒壊したり、生物に悪影響なレベルです。歩く音響兵器です。ジャミングは無効です

まあ結局歌わなかったんですが。頭痛かったし。機器が壊れて修理代請求されたら困るし。診療所の方々は好意で連れて行ってくれたのでしょうが(その間の記憶が無いのでどういったやりとりがあったのかわかりませんが)、本当にすみません


今日が五島ふれあい診療所研修最終日です。短かったですが、外来、往診、デイサービス、訪問看護に班会講師とか盛り沢山でした。ともかく濃かったです。あまりにも盛り沢山すぎて、全てが不十分なまま終わってしまうのかと危惧してましたが、そんなことはありませんでした

最初は全然わからなくて、適当な診察と前回と同じ内容の処方を繰り返してた外来も、自分で必要な降圧薬や検査を選んだり、患者さんに指導するとかだいぶ余裕が出てきた気がします。研修はじめには考えられなかった進歩だと思います

往診でも(所長の見守り付きですが)自分で診察したり、必要な薬の追加とかしてました。ここまでやらせてもらっていいの?とか思いつつ。その場で判断するのは難しく感じつつも、いまではだいぶ不安なく自身をもってできるようになってると思います


明日には荷物を長崎市に運んで、五島をゆっくり見回ったら日曜日に帰ってこようと思います。次は西脇病院で精神科研修ですが、いままで学んだことも活かしつつやっていきたい所存です。賄賂はまだ決まってません

2013年9月24日火曜日

ピッピカリャー

ピカリャー:やまねこポ○モン、いりおもてじまにすむ ぜつめつがきぐされているポケ○ン するどいつめときばでえものをズタズタにする(某図鑑風な解説ナレーションで)

あの黄色い電気ネズミとは一切関係がありません。「ピカリャー、十万ボルトだ!」と命令しても自力で電気タイプの技は一切覚えてくれません。自力で覚えるのはせいぜい「ねこだまし」とか「かみくだく」ぐらいなもんです。どうしても使いたい場合はわざマシンが必要です。というか絶滅危惧種を戦わせようとするのはいかがなものかと


友人の結婚式で石垣島に行ってきました。西表島ではないです。ネタが思いつかなかったので上のように書いただけです。Nint○ndoとは一切関係ありません。情報をリークしたり、訴えようとしないでください


本当に久しぶりに会いました。2年ぶりくらい?変わってないと言われれば変わってないし、変わったといえば変わってたし。変わってたことといえば、となりに超きれいな奥さんがいたことでしょうか。正直うらやましいです

新郎以外にも大学のボート部の連中がちらほら(彼らは先に国家試験を合格したので3年目です)。彼らと一緒に結婚式で芸だしをしてきました。女装はありませんでしたが、代わりに水着一丁まで脱ぐというアレな感じの。みんなお腹まわりがタプタプしてました。昔の腹筋はどうした?

結婚式の後は新郎、新婦を囲んでホテルのスイートルームで飲み会。ホントみんな飲むわ飲むわ。そこら辺はみんな変わってないですね。新郎も飲み過ぎてグデングデンになるところも全く変わってなかったのもう嬉しかったところです

そしてそのグデングデンでコレ以上のませたら危ない状態の新郎が3次会、4次会にまでついて来ようとしてきたため、落ち着かせるのもボクの役目。ついでにベッドに放り投げて、アンクルロック(良いこのみんなは真似しちゃダメ)を決めてきました。昔はこんなことしなかったのに、この辺りは変わってました(ボクが)

ちなみに新郎にアンクルロックをかけてきた後のことはあんまり覚えてないです。多分大量に吐いてたと思います。3次会、4次回には行ってないよね?朝起きたらベッドの上にいましたが、何か他に粗相とかしてないですよね?その辺りは変わってなかったですねボク


変わってたこととか変わってなかったこととか色々有りましたが、一番変わってて悲しかったことはみんな大学病院の医局に入局していたことです。やれあの病院に飛ばされるだのバイトだの教授がどうだのと話しの内容についていけなかったのです

まあそんな状況でしたが話を聞いてて思ったのは、上戸町病院を選んで良かったということ。色々書くと大学病院とか医局制度とかに対する文句になりそうなので詳細は伏せますが、要は上戸町病院は患者さんの生活に近いところで、患者さんに寄り添う医療を研修中から学べるとかそういうことです(無理矢理いい感じにまとめようとしてみました)


あっ、ふれあい診療所の研修の話はまた今度ですね

2013年9月13日金曜日

もう12年も前の事になるんですね

一昨日は9月11日ですが、なんの日かわかりますか?2001年のこの日にアメリカで同時多発テロがあったのです。12年前といえばまだまだ高校生だった頃、お風呂から上がって歯磨きをしてた時にテレビを見てたらビルに飛行機が突っ込むという衝撃的な映像が・・・

最初は映像だけみせられてなんのことだか全く訳がわからない状況だったので、「アメリカのビル解体って飛行機ぶつけてやるんだ、ダイナミックだなー」とか思ってたように思います。でCMを挟んでハイジャックされた飛行機が世界貿易センタービルに突っ込んだという話となって大騒ぎに

その後は現場のレポーターが「逃げてー、逃げてー」とか叫んでたことや、2つのビルがすごい勢いで崩れる映像が流されてたような気がします。このあとの流れは多くの方がご存知のとおりに、アルカイダの関与とかイラク戦争とか進んでいくことになります

詳細を書くと長くなるので、そのへんは専門書やサイトに任せることにします。多発テロおよびイラク戦争の被害に合われた方々のご冥福をお祈りいたします。しかしながらまた戦争が起きそうな世の中になってきているのは非常に悲しいことです

ついでにこの日はボクの姉の誕生日でもあるのですが、すっかり忘れてました。お祝い?してないですよ?ボクの誕生日もお祝いしてもらってないですよ?姉弟仲が基本的に悪いですからね。祝ってもらって嬉しい歳でもないでしょうからそんなものです


政治的な文章はなるべく控えましたところで(書いたところで突っ込みどころ満載なので)、五島市での研修報告です。毎回上記のような導入部分が長すぎて報告的なところになっている部分がどんどん短くなってきている気がしますが、それは気のせいです

今週は最後の班会や訪問看護、五島市の特定健診などを経験してきました。班会は最初の黄島から今週まで一貫して脱水症・熱中症です。今年は異常に暑かったですからね。今後も五島は30℃を超える日が続くみたいです

今までの班会の中で最も規模が大きく、会場も広かったのですが、そのことで後ろまで声が届きにくかったり、スライドが見にくかったり、時間制限もあって途中噛んだりと割りと散々でした。考えてきたネタも話す時間がなくて伝わりにくかったんじゃないかなーと思います。最後なのに反省点いっぱい

訪問看護も今週が最終で、小児から看護をつつけている方や高度の認知症のために会話が困難などの症例を経験いたしました。毎回思うのですが、訪問看護やリハがあるお陰で重症な方の退院後も安心して在宅で見ていられるのだなぁと思います

今回お世話になったところの所長さんは本当に熱い情熱を持たれた方で、最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。最終日の昨日も熱い言葉を頂きました。S塚所長、短い間でしたが本当にありがとうございました。

今日は五島市の特定健診の見学でした。検診自体は1年めの前半からちょこちょこ経験しているのですが、他の医師の検診を見る機会というのは本当に久しぶりです。自分の検診でも禁煙の進め方とか、検査で異常値が出た時の取り扱いについて悩むことが多かったので、非常に参考になりました。今後自分の外来でも同じ手を使っていこうかなとおもいます


そんなこんなで五島市での研修も残り2週間です。今回もあっというまですね。しかもこれから連休ばかりなので、余計短く感じます。残り少ないですがきちんと五島を堪能してから次の研修に移りたいと思います。N病院へ持っていく賄賂おみやげは何がいいですかね?

2013年9月9日月曜日

オリンピック開催予定地が決まりました

いすたんぶーr・・・、じゃなくて東京でしたね。あやうく騙されそうになりました。前回の東京オリンピックが1964年との事なので、2020年だと56年ぶりの開催になるのでしょうか?1964年とか想像がつきません。生まれてないですもん

日本での開催は嬉しい事は嬉しいのですが、少し複雑な気持ちもあります。今回日本で夏季オリンピック開催が決まっちゃったら次の日本での開催は何年後になるんでしょうか?数年前に東京都と福岡市でオリンピックの開催都市を競ってた時期が有りました

もちろんボクは福岡での開催を心待ちにしてたんですが、まあご存知の通り東京都に敗れて今現在に至るわけです。次の日本での開催がその50年後とか考えると、自分が生きているかどうかのほうが不安です。というかその時の日本がどうなっているか・・・

福岡での開催は難しくなりましたが、競技を見るのに深夜まで起きている必要がなかったり、直接見に行くぶんにはパスポート取得の必要がないのはいいですね。あと方向音痴で財布もすぐに無くなりそうなボクのような人間には非常に嬉しい限りです(といって東京で迷子になる)

7年後の夏はどんな働き方をしてるのかわかりませんが、出張とかそんなのと無理やりかぶらせて、1日ぐらい見に行くとか叶いませんかね?夏期休暇はその時期にとるのは難しそうかな?とか書いてたら7年後に「先生、あの時こんなこと書いてたけど、そんなことは通用しませんからね」とか言われたりするのかな?7年も前の駄文を覚えてる方もどうかと思いますが


そんな妄想をふくらませつつ仕事してます。不健全ですね。あのプリマバレリーナ以降はY道先生と外来の仕事をこなしてました。ふれあい診療所の患者さんの大半は慢性疾患管理となっている方々ばかりなのですが、思ってた以上に難しいです

簡単に診察して薬出したらハイおしまい!とはいかないのです。血圧のコントロールが不良になってきているとか、別の医療機関で同じ薬が出されていたとか、腎機能が悪化してきているのにNSAIDsが漫然と出されているとか、検査が1年以上されていなかったとかそこそこ見かけます。そこで気づいて修正できればいいですが、その時は捌くのに手一杯で後回しになっちゃうことも

気づいて患者さんに提案したとしても、「薬が増えるのはちょっと・・・」とか「さっきご飯食べてきちゃったからまた今度ね」とか「この薬がないと眠れないから」とかの理由でなかなか受け入れてもらえないことも・・・。強く言える人間なら良かったんですが、結局「次回の診察のときに考えましょうか」という結論に。強く言える人間なら良かったんですが、うーん?

そんなこんなで迷いつつやってますが、実はふれあい診療所での外来の単位の残りがそんな多くないことに気づいたり。残り少ない外来で自分も患者さんも納得の行く診療ができればいいものなんですけどねー

2013年9月5日木曜日

プリマバレリーナ

最近涼しくなりました。今年の8月は非常に暑かったですからね。なにせ8月中に熱中症で搬送された方が調査を始めてから過去2番めに多かったみたいですからね。7月が過去3番めくらいだったみたいですからね。今年の2ヶ月で2位と3位を占めちゃいましたからね。ちなみに過去最多は2010年の8月らしいです

その頃に比べるとだいぶ熱中症の恐ろしさが社会に知れ渡ったのかの知れないですが、この人数ですからやっぱり暑かったのです。高知県の四万十市で41.0℃とか記録史上最高値を記録してます。あと数十年もすれば日本は温帯から熱帯に変化してしまうんじゃないでしょうか

暑さもひどかったですが、豪雨もひどかった今年です。連日ニュースになってました。もうすでに温帯じゃなくてサバンナ気候に変化してしまったんじゃないでしょうか?そのうち日本は砂漠になってしまうんじゃないかと心配しています


そんな暑かった8月ですが、昨日は(心は)少女クラブの班会で熱中症に関する講義を行ってきました。ちなみに黄島などでもおんなじ資料を若干手直ししながら使ってますが、やっぱりこの夏の暑さに皆さん関心を持っていたんでしょうか?食いつきがいいところばっかりです

班会のあとは色々とお食事を頂きました。五島のお刺身とかちらし寿司とか野菜の煮物とかビールとか赤飯とかビールとかビールとかビールとか。まだ開けてもないのにどんどん別の種類のビールを混ぜるのはやめてー(笑)。あまったご飯はなんとおみやげとしていただきました。今日の夕飯です


それから今日は敬老会といってふれあい診療所の利用者さんに対する感謝的なイベントが有りました。まあタイトルで大体の察しはつけていただきたいんですが、なんの練習もせずに踊ったのです。バレリーナは女性のバレエダンサーのことを指すことから何が言いたいかわかリますよね?

去年の12月くらいもおんなじようなことをやった気がしますが、目覚めてはいないのであしからず。今年はもう絶対にやりませんからね!

2013年9月3日火曜日

今日は8月34日です

絵日記の内容は「今日はなんにもないすばらしい一日だった」ですか?そろそろ周りの景色がやばくなってきて進行不可能になってきたんじゃないですか?わけがわからない方は「ぼくのなつやすみ 8月32日」でググっといてください。ズル休みはダメですよ

夏休みの宿題もだいたい延長期間が有ると思いますが、この一週間が過ぎるともう未提出を決め込まれてしまうんじゃないかなと。次の終業式は「もうすこし」とかアヒルちゃんが並んでたりとかが楽しみですね

小中高校生は夏休み終了ですね。昨日は始業式で、それが終わると学校によっては体育祭だったり、文化祭だったりするんですね。ちなみにボクの高校は夏休み終わってすぐ前夜祭・体育祭・文化祭でした。3日間ぶっ続けです。これが終わったらしばらく大きな行事はありません


ボクはそんな小中高の夏休みとか体育祭とか関係なく仕事ですよ?まあ五島の研修は病院と違って救急車はこないし、入院を受け持つわけではないので余裕はあるのですが。で、余裕ぶっこいてたら色々なミスをしたと

前回のカルテに「次回受診時に〇〇を休薬」とかあるのに、それを読んでて同じ処方を出したりとか。お陰様でプランが2週間ずれるようになりました。ごめんなさい、ごめんなさい本当にすみません、あ(以下略)

いままで休みでもなかったのに、なんか休みボケのようになってます。毎日ボケてるじゃないですかと言われれば反論できないですが。なんかもうしっかりしないといけないですね。明日は9月4日、明日は9月4日、8月35日じゃない、突然バグってフリーズしたりしない・・・


今日は午後から休みなので、ちょっと病院に行ってきます。精神科とか心療内科とか脳外科じゃなくて皮膚科です。婦人科でも小児科でもありません、皮膚科です。首周りの皮疹と痒みです。これ5月からずっと続いてるのよ?

2013年8月30日金曜日

諦めたらそこで夏休み終了だよ、まだ8月32日があるじゃないか

小中高校生はそろそろ夏休みが終わる頃ですが、宿題は終了しているのでしょうか?ボクの場合は読書感想文と美術のポスター、書道、理科の自由研究などが高確率で残ってました。というか大抵の学生さんにとって超苦手に分類される課題かと思います


読書感想文とかよく先生に「自分の経験とかを交えて書くといいよ」みたいなことを言われるけど、あまりにファンタジーな内容の物語とか選んじゃうとアウトです。「この夏休みにジョヴァンニみたいに列車に乗って旅に出てました」とか書くんですか?「ある朝起きたら自分の身体が芋虫のようになっている夢を見ました」とか書くんですか?多分最初の数行で国語の先生は読むのをやめるでしょうね

あとは文章量がおもいっきり少ないのを選んでみるのも作戦かもしれませんが、いざ書き始めると内容が薄すぎて原稿用紙1-2枚めで詰まってしまうのがオチです。絵本とか選んで子供たちに与える影響がどうとか書いても、それは感想文じゃなくて論文に近いものになってくるので注意です


理科の自由研究もテーマが残り1週間とかだとやれることが絞られてくるよね?「血液型による性格分類とバーナム効果」とかどう?夏風邪の人に味の素を「これは薬です」とか言って飲ませるプラシーボ効果の実証については?・・・一見すると理科の実験のようですが、あとから心理学の実験だと気づいて結局やり直しになります


そんなこんなで結局課題が決まらないで、始業式が始まって、先生に「宿題を出してない子は早く出してください」的なことを言われてもズルズル出さないで、次の終業式に1-3がつけられた通知表を受け取るハメになるんですね


夏休みの嫌な思い出を思い出しつつ、五島ふれあい診療所での研修が残り1ヶ月ほどになりました。早いですね。8月半ばからの研修なので当然といえば当然なんですが。まるで夏休み最後の週のような早さでした。あー、まだ宿題終わってなかった

来てから2週間ほどしか経ってないんですが、日数の割には濃い研修になってると思います。訪問看護で明日には潰れてそうな家に行ったり、、五島市の介護保険についての実状をを聞かせていただいたり、なんの用意もしてないのに急遽奨学生合宿に混じって泊まって来いとかムチャぶりされたりとか(虫のせいで眠れなかった)

んー?なんか今週一週間は長かったような気がするんだけどなぁ?今後も日数の割に長く感じる研修が続くんでしょうね、あと一ヶ月ほど。小学生2年生の頃にたった1週間の入院だったのに、1ヶ月くらい入院してた気がしてたあの夏を思い出してきて鬱になりました

2013年8月26日月曜日

キン肉痛マン

キン肉痛バスターとかそんな技を持ってて強そうですが、キン肉痛マンは常に筋肉痛を持っているので、技をかければかけるほど自分に相当のダメージが返ってきます。キン肉痛バスターなんか放った日にはおそらく数日は動けないでしょうね。そんな超人?です

キン肉○ンについてはそんなに詳しくないので、ここらで適当に話を切り上げます。8月24日の五島列島夕やけマラソンに出て筋肉痛が残ってしまったので、こんなバカなネタを考えついただけなのです。許してやってください

ちなみにマラソンは21kmを3時間以内に走りきれば表彰状が渡されるらしいですが、残念ながら数分及びませんでした。記録は残りませんでしたが、今現在筋肉痛は残ってるという最悪な状況です。昨日は膝が痛くて夜中に何度も起きました。今日は足を引きずりながら診療所とかを歩きまわってます


先週の木曜日、金曜日は五島の離島に行ってきました。・・・なんか表現がおかしいですね?本土とは直接の交通手段はないとかそういう意味で捉えといてください。五島はフェリーとかジェットフォイルで長崎市と交通が有りますが、先週行ってきた離島は五島から日に数便の船しか出てないのです。あと人口もものすごく少ないです


木曜日に行ってきたのは奈留島、人口3,000未満の島です。この島には訪問看護の研修で行ってまいりました。奈留島には今現在病院があるのですが、もうしばらくするとベッドがなくなって診療所になるそうです。医師不足とか財政困難とかそんな理由でしょうか?

金曜日は黄島に行ってきました。こっちは人口50人程度の島です。島に診療所はありますが、水曜日にしか先生はいません。緊急時には海上タクシーを呼んで、五島についてから救急車で五島の病院に運ばれるといった形です

いわゆる両方とも医療過疎な離島です。よくテレビなんかでは島の楽しい暮らしがクローズアップされがちですが、医療を充分に受けられない可能性もあるという裏の顔もあるわけです。訪問看護研修とか医療懇談会(地域の住民の方々に医療関係の講習会をしたり、医療関係の行政について相談を聞いたりする集まりみたいなものです)を通して、そんなことを考えたりしてました

もうあと1ヶ月とちょっとすれば長崎市に帰るわけなのですが、そんな現実もあるのだなということは心に刻み込んでおいて、もうちょっと地域医療というのはどういうことか自分なりの考えがこの研修中にまとめられるようになっておきたいです


真面目な話?になってしまいましたが、五島の研修は楽しいですよ?黄島で医療懇談会をしたあとは人生初めての釣りとかしてましたし。2時間くらいで3匹程度釣れました(大半の時間は魚ちゃんの餌やりか太公望※ごっこ)。そんな研修ですので、ぜひ学生の皆さんも五島に研修に来てみませんか?

そうそう、blogの紹介文ですが変更させていただきました。というか先週変えるのを忘れておりました

※太公望・・・封神演義などの主人公。考え事をするときに釣り針に餌を付けずに川に垂らしていた(詳しくはgoogleで検索)

2013年8月20日火曜日

Dr.Little

ドクターリトーとか書こうと思ったんですけど、今googleで検索してみたら鹿児島の病院のプログラムに同じ名前のものがありました。なーんかどっかで聞いたと思ったらそういうことなんですねと。仕方がないので、なんとなく響きが似ているLittleにしましたが、こっちはこっちで別のものが検索で引っかかりますね・・・

何が言いたいかというと、現在離島の診療所に来てますよということです。とかなんとかいいつつ、市政で人口38,000人近くの、大きな病院も立っている島で、長崎とも定期的にフェリーとかジェットフォイルで交通のある島を離島と呼ぶのもどうかと思いますが。九州と橋でつながっている平戸島(人口約21,000人)の方がよっぽど離島っぽいですが。人口も大体半分くらいだし。平戸市全体(人口約3,3000人)より多いし


そんなどうでもいいことを思いつつ、地域研修の一環として五島ふれあい診療所での研修がスタートしました。と言っても初日はオリエンテーションと外来見学ですし、今日はデイサービスでの研修でしたが。外来は明日の午前中からです

五島ふれあい診療所の研修プログラムですが、実は外来は思ったより多くなく、デイサービスや訪問看護研修があったり、五島市役所からのお話や検診見学があったり、班会などの講師があったり盛りだくさんです

外来ばかり考えてたので、なんの心構えもない状態です。デイサービスや訪問看護等はほとんど経験がなく、初体験みたいなもんです。でも地域医療というのは医師だけじゃなくて、他のスタッフの方々との連携で成り立っているんだなということを実感できそうです


さて、金曜日は黄島というところで医療懇談会(健康に関心のある方々の集まりみたいなものみたい)で講師の予定です。内容は熱中症や脱水といったところなんですが、どうにもこうにもまだ資料が出来上がってません

懇談会の資料は直ぐに出来上がるでしょうが、問題はそこまでの移動手段です。船らしいです。もちろんフェリーとかジェットフォイルとかそんなのではなく、漁船みたいなものらしいです。酔っちゃうなー・・・

2013年8月14日水曜日

サボってました

千鳥橋病院の研修はすっかり終わったのですが、報告をすっかり忘れてました。いつものように言い訳をさせていただくと、しばらくblog用のパソコンが手元になかったというか・・・

千鳥橋病院研修ですが、最終的にお産は2.2件でした。0.2って何?実は分娩が30分おきにあって、3件目は最後の会陰裂傷処置しか見ていないという・・・。ただそれだけなんですが。ただそれだけですが、とりあえずあたふたしておきました。お約束ですね

生まれてきた赤ちゃんは2人とも男の子でした。すごく元気に生まれてきたんですが、1例目はすごく残念なことに、父親がその場に不在で・・・。生まれる2時間前には病院にいらっしゃったんですが、仕事で出られたばかりで・・・。なんともタイミングの悪い(仕事中に連絡が来て気が気じゃなかったろうなぁ・・・)

もう1例目は中国?台湾の方。千鳥橋病院の周辺は戦後史的なものと、九州大学の留学生的なことでなかなか国際的な街になっているのです。こっちはご家族総出で出産の立会い。どこの国だろうと赤ちゃんの誕生を喜ぶのは一緒なんですねと

もちろん出産の立会い以外にも、外来や手術の見学、心臓マッサージ(これは産婦人科とは関係ないけれど)などなど様々なことを千鳥橋病院で色々と濃い経験させて頂きました。もう少し研修が出来ればよかったのですが・・・。ほんとに短い期間でご迷惑かけて申し訳ありませんでした

大事なことは腹痛の鑑別に婦人科疾患を忘れるなということと、女性を見たら妊娠と思えということ(安易に放射線被曝をさせない)と、疾患をみるときは常に病理も頭に入れときなさいということと・・・。いろいろ学んだなー


さて、もう1週間も経たないうちに、五島ふれあい診療所での研修が始まります(現在夏休み中ですが、上戸町病院から学生実習の手伝いの件で呼び出しがあったので、今は病院から書いてます)。理事長とマンツーマンですが、果たしてどんな研修になりますことやら・・・。病院と違って出来る検査も限られてくるので、今から非常にドキドキです

P.S.
なんかblogの紹介文のところが間違っていたので、書き換えました。どことは言いませんが。というか書き換えた所で来週には別の文章になっているので、今更なんですが

2013年8月5日月曜日

ページの先頭のところの文章の変化に気づきました?

鹿児島生協病院から千鳥橋病院に移るにあたって、このblogの紹介文?のところの記載が変わってます。つい1週間ほど前まで「鹿児島生協病院さんでご迷惑をかけます」だったのが「千鳥橋病院さんに申し訳ないです」と言った旨の文章の変更されてます

ただこの文章の掲載期間は本当に短いです。8/12-18は夏休みでよっぽどのことがない限り書き込みませんが、8/19以降に五島ふれあい診療所の研修が始まってblogの書き込みがあれば、今度は「五島ふれあい診療所でアタフタやってます」 的なものになる予定ですし。だからといってレアだからと残そうとも思わないですが

今後研修場所の変更があれば紹介文が次々変わっていく予定です。8/19~9月末まで五島ふれあい診療所、10月いっぱいが西脇病院、11月以降は上戸町病院に戻って研修予定です。けっこうコロコロ変わるんだね


8/4の夜間に最初の経膣分娩の経験が有りました(もちろんボクからではないですよ?)。22:30頃に子宮口全開大との連絡があり、その15-20分後に千鳥橋病院に到着(病院に入るのに手間取って少し遅れてしまったのは内緒)、そして産科病棟で正常分娩に立ち会わせて頂きました

大学病院の時もボクらの班の分娩は、実習最終日に20分くらいで慌ただしくあってほとんど記憶になく(なんか看護師さんに部屋にはいる時の挨拶がなってないとみんなで怒られた記憶の方が強い。スミマセンゆとり世代ばっかりで)、ボク自体患者さんや救急車を負のオーラ的な何かで近づけない人間なので、もしかしたらこの研修期間中にも経験がないなんてこともありそうだなと思っていたり(それもそれでblogのネタになりますが)

ホントに今回がまともに正常分娩を見ることができたと思います。もっとも当日はやることもわからないので、とりあえず手袋を装着してスタンバイしてたのですが、最初から最後までやることがわからないのでオロオロ

そして妊婦さんが息むたびに苦しそうな表情を出すので、何か起こらないだろうかとソワソワ(一方で看護師さんや助産婦さんは堂々としていて頼りになります)。ちょっとずつ赤ちゃんの頭が見えてきて、もう一息、もう一息と心の中で念を送ってみたり(ただし相手が受け取ってるかどうかは不明)

そうこうしているうちに元気な赤ちゃんが泣きながら生まれてきて、妊婦さんや旦那さんの嬉しそうな顔を見てホッと一息(何もしていないが)。そして生まれてきた赤ちゃんを見て自分の顔がにやけてしまう(何もしてないのにね)。とりあえずそこから医師としてその後の処置、妊婦さんの頸管裂傷を評価して縫合の是非を判断したり、赤ちゃんに異常がないかを簡単に診たり、書類を書いたり・・・

そんなこんながボクの研修医として最初の分娩の経験でした。新しい生命の誕生というのはやはり感動してしまいます。いままでほとんど経験がなかった分なおさら。さて、あと1週間もないですがあとどれくらいこの感動を味わうことが出来るのでしょうか(そして何回産科病棟で役立たずの評価を受けるのか)

今回が70件目の記事らしいですけど、こんな内容で良かったんですかね?

2013年8月1日木曜日

こんなに短くてホントに大丈夫なんでしょうか

本日より千鳥橋病院で10日間前後の産婦人科研修です。10ヶ月ではないです、10日ですよ?1ヶ月の1/3ですよ?実際の勤務日にいたっては8日くらいですよ(日曜日と来週の土曜日を除けば)。ホントに短いですね

上戸町病院の初期研修医は分娩(経膣や帝王切開など)の症例についてのレポートを提出するようにと義務付けられています。もともとは鹿児島生協病院の産婦人科で経験させていただく予定だったのですが、主にマンパワー的な問題でボクの研修期間中は分娩を取り扱えなくなったとのこと

これについては日本全体の医師不足と産科医療の診療報酬とか社会保障がどうこうの問題等が絡んできて難しいのです。憎むべきは社会保障とか医療費の削減といった政策なのでしょうか、なにぶん政治には詳しくないので、考えてたらオーバーヒートして鬱になりそうです

そんな事情もあって急遽千鳥橋病院さんにお願いすることとなりました。ホントに急だったためこんな中途半端な時期になってしまいましたし、もともと分娩のレポートを書けるようにとの目標だったのでこんなに短い期間なのです

事前にわかっていれば1ヶ月くらいきちんと回って、救急であまり経験できなかった婦人科救急疾患の勉強も行えたんですが・・・。無理やりスケジュールを空けてもらった形になるので、贅沢は言ってられないのです

千鳥橋病院さんとしてもお盆前ということ、近々産婦人科の病棟を建て替えるとかいう理由なんかがあって、産科症例を少し減らしている時期なので調整が大変だったことと思います。申し訳ないのです


紆余曲折あったんですが、短い間の研修期間しっかり学んできますよ。医局にも産婦人科病棟にも賄賂(というなの長崎菓子)をお渡しして、準備はバッチリ?です。これからご迷惑をお掛けしますが(来る前からかけてるけど)、よろしくお願い致します

2013年7月27日土曜日

鹿児島生協病院最後のblogです

最終日の挨拶に遅刻した悠希です。ご迷惑をお掛けしてもうしわけありません。言い訳とか話そうと思っていたことは全部鹿児島生協病院のblogに書きましたのでそちらを御覧ください。最後の最後まで締まらないのがボクらしいですが(笑)


さて、鹿児島生協病院最後の研修日です。といいつつもうすぐその最後の研修日も終わりです(現在27日の23時)。最後の麻酔科レポートを書いて、机の片付けとか書類の整理をやってたらこんな時間になっちゃいました。やっぱりずっとまえから準備しておかないとダメですねー

現在の入居先もホントは25日に退去しなければならなかったんですが、レオパ○ス様には本当に申し訳ない。しかし未だに部屋は片付いておらず。明日荷物を片付けて、大掃除をして遅くとも29日には出て行く予定なので許してください。ダメですか

結局最後は色々あって桜島を間近で見れなかったなー・・・。いや、もう29日に引越しの荷物を片付けたら数時間だけでも見に行こうか?片付けが終わって腰が悪くなってなかったらいいね!・・・行ける気がしなくなってきた

ああー、やり損なったことがいっぱいあります。結局症例レポートは外科と眼科領域の2つしか片付かなかったし(上戸町の症例だけでもほとんど埋まっているので、書けることは書けるんですが)・・・。いやいや机で椅子に座ったまま寝たりしないで、書いとけよって話になるんですが

まあそんなこんなで最終日までご迷惑をお掛けしてます。ボクらしいですね(2度目)


7月の麻酔科研修ですが、とりあえず挿管は以前より出来るようになりました。とは言っても手術症例なのでほとんどは鎮静と筋弛緩がかかった方ばっかりなのですが。実際に救急の場で使えるようになるにはこれからの研修次第です。バッグバルブマスク換気もしっかり出来るようになっておきます

あとはいろんな手術の麻酔を見学、経験させて頂きました。最初は何をしてよいものかオロオロしてましたが(それは今もか)、導入の薬剤の準備とか、簡単な麻酔維持は出来るようになりました。ただやっぱり異常事態があった時の対応は遅れてしまいます。そのことはもう少し学んでいれば理解ができたものとは思いますが(何分物覚えが悪いもので)、中途半端で終わってしまったのが悔やまれます。ホントにあと1ヶ月やればよかったなー(どの科に行っても思うのだけれど)

あとはホントに緊急手術が多かったなー。ボクの外科研修中はそんなに多くはなかった(ように感じているだけかもしれないけど)はずですが、2週間ほど毎日緊急手術が入るとか。まったく誰が呼んでたんでしょうね?きっとボクじゃないですよ(責任のなすりつけ)

さてさて何度も申し上げますが、鹿児島生協病院の皆様本当にありがとうございました。これからの千鳥橋病院での研修と五島ふれあい診療所での研修頑張ります。初期研修医の方々はきちんとblogを書かれるのを楽しみにしています

2013年7月20日土曜日

寝苦しいです

また中途覚醒がひどいんです。暑いからだと思うんですが。でもエアコンつけっぱなしにしてても起きるんですよね。とか言って下げ過ぎると今度はクシャミが止まらなくて朝から大変なことになるし(実証済み)

だから夏は嫌いなんですよ。夏がなくなればエアコンをガンガン付けなくて済むから、毎年のように電気の需要量がどうのこうので騒がなくて良くなるし、電気の需要が少なくなるからアレ(直接言うとうるさそうなのでぼかしてます)を稼働させなくてもいいじゃんという話になって、アレからでる危険なゴミの処理でウダウダ言わなくて良くなって、なにもかもうまくいくんじゃないですか?

・・・ということを暑さで暴走した頭で考えました。ついさっき。一番悪いのは寒暖の差に異常に弱いボクの体かもしれないですが、これは製造責任者に問い合わせてもどうにもならないので諦めてください。夏のボクはこんなんだと


あと1週間です。何が?鹿児島生協病院での研修がですよ。そして今レポート書きに追われてるんですよ?自業自得とか言わないでください。なんかここ最近の緊急手術が多かったんです。外科とか整形とか

外科は何故かここ最近胆嚢炎が多い気がします。今外科はT澤先生とN原先生が研修医として回ってるんですが、どっちが呼び寄せてるんだか?どっちもか。とりあえずN原先生が緊急手術で手術室に入ってきた時の疲れきった顔未だに忘れられません

はい、明日は張り切って思いつく分だけきちんと書いておこうと思います。麻酔科に提出する分も滞っちゃってるし


ここ最近の統計
 ←
KGBと石油王のお気に入りのようです
地味にフランス人も多んですが



真面目な内容を期待してた方には本当に申し訳ない
文句はgoo○leかya○ooに言ってくださいね

2013年7月11日木曜日

夏いです

先週まで雨ばっかりだった気がするんですけど?なんか急に暑くなっちゃいましたね。今年は特に気温が高いみたいです。熱中症になって倒れる人も多くいるみたいです。このblogを見てるみなさんも気をつけてくださいね

しかしこれで7月上旬というのだから、8月はどうなることやら?あまりにも暑くて日本滅びるんじゃないの?とかバカなことを考えながら生きてます。仕方ないよね、ただでさえバカなのに暑さで頭がやられちゃってるんだもん

しかし病院内ではいつもどおりスクラブ+白衣(しかも長袖ロング)というスタイルを貫いてます。手術室内はスクラブ+術衣という変わった組み合わせです。冷房が効き過ぎると今度はクシャミが止まらなくなるし。脳がやられちゃって体温調節もおかしくなっちゃってるから仕方ないね


ボクにとっては地獄のような季節ですが、なんとか麻酔科研修を続けてます。気管挿管の件数も10件を超えました。これにプラスしてラリンジアルマスクが7-8件前後です。鹿児島での研修が終わる頃には何件になってるんでしょうかね?

気管挿管以外にも薬をシリンジ内に入れたり、麻酔記録を書かせていただいたり色々させていただいております。あとは抜管がうまく出来るようになればなぁ?まだ呼吸に合わせてチューブを抜くという行為にためらいがある感じです


鹿児島での研修もあと2週間とちょっとになりました。ともかくやり残したことはさっさと済ませないとね。桜島を見に行ったりとか、保険の書類とかレポートとか机の上の片付けとか色々。これってあと2週間で片付くの?

2013年7月3日水曜日

太陽に向かってバーカ!!

やめてください、太陽が怒ってもっと暑くなるじゃないですか。これ以上温暖化が進んだらどうするんですか?そもそも太陽が何をしたと言うんですか?むしろ色々と恵みを受けてますよね?それをバカとは何なんですか?バカと言う方がバカなんだぞ、このバカ

7月に入りました。夏です。上の文章は夏の暑さに当てられて頭がおかしくなってるんです。病院内は冷房が効いているのでいいんですが、クリニックから病院に移るときとか、病院から帰ってきて家に入るときなんかが地獄です。ムワッとします。あと生ゴミをきちんと処理しとかないと匂いが漂ってきて死にたくなります。


7月から麻酔研修です。まだ始まって数日なので、本当に麻酔科の先生がなにをやっているのか理解できていない状況です。あっという間に麻酔が効いて、挿管が始まって、術中の記録を書いて、手術が終わって、麻酔が覚めて、抜管といったような内容です。1ヶ月しかないので、なるべく早めに取得するようにします。

麻酔科研修に入ってから、鹿児島で初めての気管挿管を体験しました。上戸町でも何度かやったはずなんですが、なにせ1年近く前の話なんでほとんど初めてみたいな感じで手技を行なってます。2日目は4例やって3例を無事に成功させました。あと1例は当然の如く食道挿管をやってます。2回目の挿管でなんとかうまくいきましたが。

さっき熱くて死ぬとかぬかしたばかりですが、外科研修以上に麻酔科はオペ室の寒さを感じられます。麻酔器の直上に冷房があるのです。ダイレクトアタックですよ。病院の外は暑いし、オペ室の中は寒いし、ホントに身体の調子が悪くならないか心配です。

とりあえずあと1ヶ月です。なんとか頑張ります。

2013年6月28日金曜日

カビが生えまくる天気です

雨です。今週1週間ほとんど雨です。昨日は珍しく太陽が拝めたかと思ったら、今日も雨です。そして明日も雨です。小降りだったらいいんですが、ボクが外に出て自転車を乗り始めたのと同時に大振りにするのはやめてくれませんかね、高木ブー雷様

鹿児島生協病院に併設して谷山生協クリニックという建物があるのですが、医局はクリニックの方にあり、鹿児島生協病院に診察や手術に向かうときは必ず傘を差そうか微妙な距離の道路を渡らなければなりません。もちろん別々の建物扱いなので間に屋根があるなんてことはありません(屋根や廊下を作ると同じ建物扱いになってしまい、医療法とか診療報酬とか色々問題が出てきてダメらしいです)

よし行けると思った時が渡りどきです。でもそう思って出発した瞬間に大降りになって結局ずぶ濡れになるなんてしばしばです。もうちょっとどうにかなりませんかね、お役人様?何メートル以内なら病院と診療所間の通路に屋根を設けたり、廊下を設けていいとか許してくれませんかね


今日がボクが入る手術の最終日でした(明日とか明後日に緊急手術がなければ)。最後(の予定となる)手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術でした。一番最初に入った手術も腹腔鏡下胆嚢摘出術でした。ああ嫌だ、いきなり腰が痛くなって交代したことを思い出します

結局その後は腰痛の再発なく、なんとか最後の手術まで第2助手を務めることができました(予定)。とりあえず当初の心の中の目的であった「外科研修中に腰椎の手術にならない」が果たされたので良かったと思います(予定)


それから7月から2年目研修医の先生 3名が他施設の研修に移ったり、産休・育休だったりで鹿児島生協病院を離れます。G藤先生やA美先生にはきちんと最後の色紙にコメントを残せたのですが、N村T郎先生(医局にはN村先生がたくさんいらっしゃいますので、下の名前まで付けさせていただいてます)には送別会で色々と邪魔が入ったり、恥ずかしさでうまくお別れの言葉が言えなかったので、わざわざここに記載することとします(おそらく見ないだろうけど。鹿児島生協のブログに書くのも恥ずかしいし)

ボクとは6ヶ月という短い間でしたが色々とお世話になりました。特に朝カンファ時には積極的に司会をされたり、改革(?)に取り組んでいたり、鹿児島生協病院研修医のリーダーとしてみんなを引っ張っていったりと非常に頼りになる存在だったと思います

7月からボクへのツッコミ役が1人減ってしまい、寂しくもありますがその分はT澤先生やN原先生がきちんとやってくれることだと思います。安心して徳之島診療所の研修へ旅立ってください。そして仕事していたのかどうか微妙なくらい日焼けしてきて、その様子をブログにアップしてくれることを心待ちにしております


あー、恥ずかしかった

2013年6月20日木曜日

死んでません

でも生きているかは微妙です。風邪は確かに治ったぽいです。でも老化したのです。知らない間に2X歳になったのです。去年と年齢の記載が変わらない来ますが気のせいです。歳は取りたくないものですね。

それとどこから情報が漏れていたのか、生協病院医局朝礼でで誕生日を祝われるというハプニングがありました。年齢不詳のまま鹿児島での研修を終わらせたかったんだけどなぁ?恥ずかしくてたまりません。とんだ羞恥プレイです

きちんとプレゼントも受け取りました。印鑑・ボールペン付きのタブレット用ペンです。なぜかこっちにきてからかなりの頻度でボールペン(とペンライト)を失くしているため大助かりです。いや失くすから逆に持って歩けんわ

さて、外科研修も残り2週間を切りました。ボクが担当医の手術症例も残り2例です。あっという間でした。麻酔科の1ヶ月もあっという間に過ぎていくんでしょうね。あと1ヶ月あるから大丈夫とか言ってたらレポートとか書類とか溜まっていくんでしょうね。夏休みの最終週のようなもんですかね


もらったペンです
失くさないように後生大事にとっておきます

2013年6月10日月曜日

頭のなかがタイムリープ

要は先日のblogの内容が頭悪すぎるってことです。自分でも読み返してみて、大阪万博とかいきなり書き始めて訳がわかりません


原因は思いつくんです。大阪で何らかのウイルスをうつされたのです。お陰でくしゃみと鼻水は止まらないわ、いつもよりもオペ室が寒く感じて冬眠回数が多くなるわ踏んだり蹴ったりです。でも寝ると風邪の時によく見る悪夢(あのぐるぐるまわる感じの)を見るので不眠もすごいことに

しかし、しばらく安静できそうにないのも事実です。明日上戸町病院からK藤Dr.が来られたり、水曜日の英文抄読会がボクの番だったり(しかもまだ全部訳しきっていない)。

風邪の特効薬があればいいんですが、それも現代の科学ではかなわぬことです。人間が作った抗ウイルス薬なんてインフルエンザ、ヘルペス、HIV、B型肝炎の一部くらいです。風邪の原因の一部であるライノやアデノなんてまだ抗ウイルス薬がないのです(そもそもほっといても大半は治るので、作る意味もない)

もしかしたらウエストナイルウイルスとかニパウイルスとかハンタウイルス、マールブルグウイルス、エボラウイルスなんかかも知れません。もしそれらだったら2週間以上は更新が止まるものと思っててください。というかかなりの確率で物理的に冷たくなって床に横たわっているかも知れません


そんな最悪のコンディションではあるんですが、仕事には来ています。そしてくしゃみでウイルスをまき散らしてやっているのです。伝染っちゃったらごめんなさい。でも元はといえばT澤Dr.が東京からもらってきたものの可能性も無きにしもあらずなので、ボクだけを怒らないでください


明日は上戸町からK藤Dr.も来られるのですが、明日は頭が回っていない可能性は大です。そして運悪く感染ってしまっても、ボクを責めないでください。鬱ってしまいますので

2013年6月9日日曜日

大阪万博

太陽の塔前でblogを書いています。なにせ大阪万博ですから。世界各国からいろんな人が来ててホントに騒がしいです。すごい盛況ですね

・・・嘘です。そもそも年代が違うし、ボクが生まれる前だし。タイムマ○ンをド○えもんに頼んだりしないとこれないし。その時代にインターネットなんかないし

仕事ですよ?セカンドミーティングって言って、民医連2年目研修医の集まり的なイベントに来てるのですよ。他病院の研修医の先生方と情報交換(という名の雑談)をしたり、後期研修について学んだり、勉強したり・・・


それはいいんですが、初日の移動が大変でした。朝からカバンが開かなくて切開するハメになったり、一緒の車に乗ってたのに存在を記憶から抹消されてたり、バスの切符を買い終えた途端に動き出して、結局皆とはぐれたり・・・

バスに乗り遅れたときは、そのままサボってユニバーサル・ス○ジオ・ジャパンに行こうとか考えちゃいましたが、さすがに一人だけだと寂しいのでやめときました。そっちに行っても怒られるだけだし

参加した感想ですが、後期研修をどうしようか、将来何かに進もうかとか悩んでたので先輩方の経験が聞けたり、各科のやりがいを聞けたりと非常に有意義だったと思います。余計に何かに進もうか悩むことになりそうですけど


しかし後1年もせずに後期研修なんですね。早いなー・・・。家庭医?神経内科?リハビリテーション科?それとも麻酔科?

2013年6月1日土曜日

6月になりました

祝日が一切ない月です。そして梅雨も本番で雨がちな月です。死にたくなりますね!8月もクソ暑いのに祝日も一切ありませんが、あっちは夏休みという究極兵器を持ってます。少しくらい寄越せと言いたいです

そこでアレの日、ちょうど土曜日だし病院を休んでやろうと思ったのですが、勤務希望表に記載をしなかったので、結局普通の勤務日に・・・。というか机が汚すぎて6月の勤務希望表がどこにいったのかわかりません。この前整理してたら5月初旬に記載した退院サマリーが出てきて、慌てて元指導医に提出して来ました。でも勤務希望表はどこにあるのかわかりません

今机の上はこのパソコンとwindowsのタブレット(windpad 110w)の他は教科書やら仕事の書類やら、カンファレンスの資料やらが溢れかえっています。そろそろ整理し始めなきゃなと思いつつ、こんなblogを書いているので、結局口先だけの人間です

6月も外科です。5月は胆石症や虫垂炎、鼠径ヘルニアなどわりとcommon diseaseな疾患を中心に受け持ちを持たせて頂きました。手術記録も2件自分で記載しました。さてそろそろレポートを書かなくては7月の鹿児島生協病院での研修終了に間に合わなくなるのですが、言わずもがな

外科は日曜日も午前中に回診などがあるので、その日の午後にそろそろ書き始めようかなと思っています。眼科の眼球発赤だとか、小児科で受け持った腎前性腎不全(高度脱水)とか、リンパ節腫張(川崎病)とか・・・。うーん、ただでさえ忙しいのにやっぱり休みがなくなるじゃないか。まあ自業自得なんですがね

あと気になるのはCPCレポート。今年に入ってから剖検症例が1つもないのです。7月にボクのCPCの番が回ってくるみたいなのですが、まだ症例残ってるのかなー?というよりもあったとしても書き上げることが出来るのか?

鹿児島での研修もあと2ヶ月となり、そろそろレポートに追われる日々です。やすみたーい

P.S.
ついに閲覧者がのべ10,000人を超えました。ついでに記事数も今回で60件目です
googleで「研修医 ブログ」で検索するとボクのパソコンではかなり上位に表示されるようになったのですが、みなさんのパソコンではいかがでしょうか?








10,000内の5-6%近くが日本以外からです。韓国とか中国、アメリカはわかるけど、ドイツとかロシアとかはどうやって検索してきてるのか?

2013年5月27日月曜日

24時間戦い続けてます

腰痛と睡眠障害に。手術見学の最中に冬眠(微妙に手術室は寒いのだ)しそうになったこともあるし、鈎引きを他の先生の手を避けながらやってると、おかしな体勢のまま保持しなきゃいけないなんて状況もしばしばだし・・・。

でもあと1ヶ月なんですね。救急の時よりずっと短く感じます。なぜなんでしょうか?忙しいかといえば受け持ちの患者さんは週に1-2人で、だいたい病状も安定している人たちばかりだからそうでもないし、手術が毎日あるわけでもないし・・・。うーん?

もしかしてアレですか?歳をとると時間の流れが早く感じられるようになるとかそんなのですか?もうすぐアノ日が来ますが、たった1ヶ月の違いだけでこの差なんですか?なんか1日1日を損したような気分になります。歳はとりたくないもんですね。


速攻で終わってしまいそうな勢いで時間が進んでいってるんですが、外科研修は非常に楽しいですよ。上戸町病院には整形外科しかないので、虫垂炎とか胆石胆嚢炎とかは外科施設のある病院に転送するしか術はなく、治療まで見る機会はほとんどないんですが、それを最初から最後まで見ることもできるし、縫合や処置などを学ぶことができますし。

特に処置なんかは「えっ、こんなんでいいの?」みたいな感じのも多々あります。いや自分の勉強が足りなくて、そんな感想を持ってしまっているのは分かっていますが。人間の治癒力って思ったよりすごいのね。

あと1ヶ月が腰と精神に気をつけつつ頑張っていきます。6月はセカンドミーティング(2年目研修医の集まり)で大阪に行ったり、絶対に避けたいのに避けられないアレの日が来たりと、祝日が1日もないくせにやることはいっぱいです。

そして来週の火曜日はまたボクの朝カンファ講義の番です。流石に神経難病とかやっても自分も他人も理解できそうにないので、脳梗塞からの続きで脳出血をやろうかなって思ってます。そしてこの講義をしたら、また救急外来に脳出血が来るんですよ。

やっぱり忙しいじゃないか

そして今日の謎
ルーマニアとかエクアドルとか
いったい何があったのか?

2013年5月18日土曜日

まだ五月病+Insomniaです

でも6月も7月も続く予定なので、ずっと五月病です。いつまでたっても五月病です。唯一2月くらいじゃないですかね、五月病じゃないのは。かわりに二月病にかかりますが。

あと最近Insomniaです。英語だとカッコイイですが要は不眠症気味ですと。朝も7:00くらいから病棟の血ガスを取ってこないと行けないし、夜は夜でカルテ記載があるし。まあさっさと仕事を終わらせて、家で余計なことをせずにすぐに眠ればいいだけという話なのですが

火曜日のの勉強会はボクの番で「脳梗塞-知っておくと役立つかもしれないアレコレ-」と称してearly  CT signとかNIHSSとかBrunnstromとか講義してみたりしました。治療の話とかほとんどやってないけど、まあ1年目の先生方に少しでもISLSとかに興味を持っていただければ

まあそんなこんなで適当な感じで脳梗塞の講義をしたのですが、昨日の準夜外来の時に下肢の脱力の患者さんが来ました。CTとMRIをとってみたらはっきりとしたラクナ梗塞が・・・。すぐさま入院、バイアスピリン100mg 2T1×で治療を開始するととなりました

今は外科研修中なので、あとは1年目の先生にバトンタッチです。・・・といってもあとは頸部エコーとかリハビリのオーダーとかしかすることがないような状況ですが。でもNIHSSとかBrunnstromとかとってもらえたら嬉しいなっと。あと神経所見すっごい適当にとってゴメンネ?


どうでもいいですがこの間のACLSといい今回の脳梗塞といい、講義が終わったタイミングでちょうどその患者さんが来すぎだろうと。たまたまなんだろうけど

これでパーキンソンとかジストニアとか進行性核上性麻痺とか多系統萎縮症とか筋萎縮性側索硬化症の講義をして、その患者さんがやってきたら間違いなく本物とか言われるんでしょうか?


・・・次の講義はどうしようか?

2013年5月11日土曜日

外科研修が始まりました

初日から腰を痛めちゃいました。その場で他の先生に交代し、手術室内で整形外科の先生に診てもらうという異例の展開に・・・。その次の日の手術からボクには椅子が用意されるようになりました


そんなこんなで恥ずかしいスタートを切った外科研修です。やることは腹腔鏡などのカメラ持ちや術後の管理、創処置などです。すでに腰を痛めたところで2ヶ月持つのかという不安がありますが(指導医の先生にも心配をかけまくりました)、出来る範囲でなんとか頑張って行きたい所存です

まだ始まって数日ですが、今まで学んできた科と違うことも多々あり混乱することもある反面、楽しみでもあります。オペをするのは手が震えますが、オペを見るのは大好きです。創処置もみっちり学ぶことが出来るみたいなので、いままで学ぶ機会に恵まれなかった分をここで挽回しておきたいです


さて5月になりました。ゴールデンウィークが終わったのでやっぱり鬱です。医師の異動も多くて仲良くなったばかりの先生方が次々と別の院所に移ったりしてます

救急で1ヶ月間一緒に研修を受けていた宮崎のM田Dr.ですが、先週宮崎に帰られました。非常に(頭が)光輝かんばかりの先生で、ボクと違って積極性もあるので、救急研修中はずっと頼りっぱなしでした。ボクよりも先に鹿児島生協病院に来ていて、完全に鹿児島の先生という感じでしたので、急にいなくなるとかなり寂しいです。とかいいつつ6月にまた会うのですが

となりの机にいた外科医のS東Dr.も一昨日が最終勤務で、また別の院所に移ることになりました。同じ腰椎椎間板ヘルニア患者同士で、外科研修では数日間だけですが色々腰痛についてアドバイスを頂けました。腰に気をつけて頑張ってください

去ってしまった先生もいるのですが、代わりに入ってきた先生もいます。米の山病院からG藤Dr.が2ヶ月間救急研修にいらっしゃってます。大学時代に同級生だったG藤先生の妻で、S大学の後輩です。でも同じ2年目研修医です。不思議ですね?米の山病院も色々大変だったらしく、こちらに来られて少しいきいきとしておられるようです


そんなこんなで周囲もボクも不安定なところがありますが、なんとかやってます。とりあえず先週1年目の先生に「これが死戦期呼吸だよ」と偉そうに教えてみました。自分も見るのが始めてだったくせにね。ついでに火曜日朝には偉そうにシンシナティ病院前脳卒中スケールとかBarthel indexを教える予定です。偉そうに教えますが、実際には全然覚えてないです

2013年5月2日木曜日

5月始まったので鬱です

5月なので5月病になりました。鬱の季節です。いまだになんで5月だけ鬱の季節にされるのかわかりません。ゴールデンウィークが終わると仕事が始まるからですかね?9月でも1月でも休み明けに鬱になってもおかしくはないと思うんですが。

5月病になった初っ端なから鹿児島1年目研修医にBLSとACLSを教えてました。最初はBLSのみという話だったんですが、いつの間にかACLSまでボクが教えることになってました。まあ救急外来に入らなくていいのはある程度楽ではあるのですが・・・

時間割は5月1日と5月2日それぞれでBLS 3時間、ACLS 3時間です。最初の1日で3人、次の日で3人にという形です。AHAのACLSは2日間のコースなので、それを3時間に圧縮というのは非常にハードです。ボクも何を教えていいのかわかりません。

・・・なんとかやり遂げました。AHA2010と2005年の改定項目から、CPR時の胸骨圧迫とバッグバルブマスク、症候性徐脈・不安定頻脈の対応、VF/VT→ROSCまでの流れ、最後はメガコード試験まで。窒息、急性冠症候群、脳梗塞は流石に時間がなかったので省きました。

結果は大成功ですよ。1年目の先生方は流石にメガコード試験のことは完全に忘れているとしても、心臓マッサージの人形にジョニーと名付けることに成功しました。試験の最初から最後までジョニージョニーです。上戸町病院の心臓マッサージ人形と同じ名前をつけてやったのです。今後もジョニーとして語り継がれると思います。ついでに乳児の人形は権蔵(ゴンゾウ)とかいうカッコイイ?名前が付けられました。ちなみに乳児人形の名付け親は1年目の先生です。

来年はボクもいないし、2年目の先生方がACLSを取得するかどうか不明なので、現在のところ上戸町病院1年目のN里先生がACLSを教えることになりそうです。なにがいいたいかというと鹿児島生協病院に来る前にACLSの講習をきちんと受けてプロバイダーになってきてください、ついでにその期間は小児をやっているはずなのでPALSも受けてきてくださいということです。

今回の作成した資料(誤字・脱字だらけ)とBLSのDVD(鹿児島生協病院購入物)は用意してあるので頑張ってくださいね?ついでにACLSのDVDも是非鹿児島生協病院に買ってもらってください。

P.S.
ACLS講義が終わっていきなりCPAが来ました。1年目の超真面目な先生方のお陰で自己心拍再開しました。ちょっと教えただけなのに、ちゃんと実践できててマジすごいんですよ。もう彼らに負けてる気がします・・・

2013年4月22日月曜日

相変わらず仕事をしないのねぇ

どうも書類とかメールでの返信がバンバン溜まってる悠希です。先ほど診療情報提供書を一通だけ書き終えて、上級医のO.K.をいただきました。実はもう1つ書き終えたのがあるんですが、こっちは上級医が1年目研修医について忙しいことが多いのでまだお見せできてないです。ついでに2週間以上経った退院時総括も・・・

あとまた別の患者さんなんですが、保険の書類が机においてあります。なんでも3つの保険会社に入っているらしくて・・・。3つも同じ文章を書くのはちょっときついのよ?まあコレを書かないと保険金が入らなくて患者さんに不利益になってしまうので、今週中には書き上げてしまう予定ですが

さて救急研修も残り1週間ちょっとになりました。重症制限の入った最初の頃はホントにヒマでしたが、徐々に救急車研修が増えていってホントに病床の方に手が回らないなんてこともありました。こっちは救急車対応で忙しいのに、病棟で急な熱発があったりするとなかなか見に行けなくて歯がゆい思いをすることもしばしばあったり


今週からは少し楽になります。というのはボクが残り1週間ほどになるのもあるんですが、1年目研修医の先生方も患者さんを持つようになるからです。救急対応でボクが最初に見て大体の治療方針を決めて上級医と確認して点滴や追加の検査のオーダーを出したら、あとは1年目研修医の先生方にバトンタッチということになります(症例にもよりますが)。よっぽど短い間で勝負がつくような症例でない限り、新しい患者さんを持つことはありません。

でもなんだかんだであんまり症例を持たなかったような気もします。2ヶ月のトータルで10例前後くらいじゃないでしょうか?ICU管理が必要な患者さんは一人だけだった気がしますが、まああんまり重症患者を寄せ付けない体質なんですかね?重症患者さんが入ってきても、受け持ち患者さんの上限オーバー(3人がいつの間にか6-7人になってた)で持てないって理由もありましたが・・・。

救急車はバンバン見たけれど、ICU管理の勉強が少なかったのは反省です。今後の課題にします。あと忙しいからといってサボらずに書類を書き上げるのも課題です。

2013年4月19日金曜日

Hurry先生

3月はホントに平和だったのに、先週頃からハリーコールが何度も鳴り響くようになりました。今日こそは月曜日に行う予定だったGCSの取り方を朝カンファで発表する予定でしたが、ちょうどみんなが揃ったから始めようかというところでハリーコールでした・・・。

2回連続でハリーコール呼び出しがあるとか、もう神がかり的な何かが「お前の話は面白くないし、聞く価値がない」とかいう理由で邪魔しているようにしか思えないです。

その話は置いとくとして、今週は月曜日から金曜日まで「ハリー先生、ハリー先生!○○までお越しください!」が多い1週間でした。診療開始のチャイムとハリーコールのチャイムが全く同じだから、診療開始のチャイムですらビクビクするようになりました。パブロフの犬ですね。


そんな中で今週は特に印象に残った症例がありました。ハリーコールで駆けつけると大抵の症例は70-90歳代のおじいちゃん、おばあちゃんなのですが・・・。その日はなんだかいつもと違うなと思ったら、20代の男性がCPAを受けているという状況でした。

色々あって自動車で電柱にぶつかったらしく、救急車内でもすでに心静止の状態でした。その後も鹿児島生協病院でCPAを続けたのですが結局助けられず・・・。奥さんが救急室に入ってきて一生懸命に男性の名前を呼んでいるのを聞いて非常に心が痛みました。

この日のボクは腰を痛めていたので経鼻胃管の挿入のみ行なって、心臓マッサージは1年目の先生に任せっきりでした。ボクが心臓マッサージに入ったからって救命できるというわけではないのですが、奥さんの声を聞いているとボクが何もしなかったことに対して非常に後ろめたい気持ちになりました。心臓マッサージに入ってもそれはただの自己満足にしかならなかったとも言い切れないですが。


頭のなかでは助けられないって分かっていても実際に現場に立ち入ってみると、もう少し自分が積極的に動けなかったのかとか、どうしたらこの人を助けられたのかとか考えてしまいます。それが今週は異常に多かったので余計に鬱なのです。ホントにハリーコールが怖くなります。


さて結局4月30日にGCSの取り方をレクチャーすることになりました。その次の日の5月1日と5月2日は鹿児島1年目の研修医にBLSを教えることになってます。・・・連日講義です。まあ1年目の先生方が正しいGCSとBLSのやり方をきちんと覚えて、なるべく多くの患者さんを救えるようになるように頑張りますよっと

2013年4月16日火曜日

久々にGCSの取り方を復習しました

鹿児島生協病院では研修医や上級医が自分の持っている知識を共有しあうという目的で毎週火曜日~金曜日で早朝カンファをやってます。で火曜日と金曜日が研修医の発表となっています。

で、今日がボクの予定でした。・・・朝行ったらハリーコールが鳴ってたらしく、研修医みんなが救急室に集まっている状況だったわけで、今日のボクの番は延期になりました。ちなみにその資料のパワーポイントを作るのに朝4時までかかったわけで、骨折り損のくたびれ儲けになったわけですが。


GCSの取り方の資料を作っていて思ったのは、まあ今まで間違ってとってたんだなぁと

まず開眼ですがE4の「自発的開眼」は刺激を加えない状態で15秒以上眼を開けている状態を言うみたいです。最初に声かけようが、肩を叩こうが、その後なにもしないで15秒以上開けていればE4の判定を下していいみたいです。

そして最良の言語では名前と年齢を聞かずに、今日の日付、近くにいる人、自分のいる場所を聞くのですが・・・。今までなんとなく取っていたけど、意識の定義は「自分の現在置かれている状況、および周囲が認識できる状態」とのことでこういう質問項目らしいです。自分の名前や年齢は自分に関する長期記憶であって、状況や周囲が判断できているかということの材料にはならないと。

言語V3の「混乱した言葉」はこちらの質問に対して会話が成り立っていない状態、すなわち日付の項目に対する「にわとり」だとか、場所の質問に対する「うるさい」というやつの類みたいです。質問の答えになっていないものを含むんですね。人に対して「大統領」とか、場所に対する「動物園」はちゃんと人と場所に対する答えになっているので、V4「混乱した会話」になるみたいです。

最良の運動の評価は一般的に上肢の動きを見るんですが、実は今まで救急外来で握手しかとってませんでした。握手だけだと、反射的に握ってしまっただけのことがあるので、必ず腕を離すところまで見てくださいとそういうことらしいです。


あとは色々細々したところがあるんですが、概ね注意すべきは上記の点です。
今日の記事はすごく勉強になりますねー(自画自賛)

というわけで早速今日の救急外来からちゃんとした評価を使わせて頂きました。・・・認知症の人とかすぐにGCSの8点以下にすぐなるじゃん(痛み刺激で目をあけてE2、喋らなくてV1、指示が通らないから最大でもM5)。8点以下は挿管の適応なんですが、これって本当に正しいんでしょうか?

2013年4月13日土曜日

とーきょーっちゅうところは怖いところだからなー

初期研修医さんたち6名は今頃東京にいる頃です。長崎の初期研修医N先生もきっと言ってるところでしょう。うーん、1年前といえばちゃんとblogに写真が載せられてた頃だよなー。今は写真も何もないblogですが許してください

土曜日なんですが、救急対応をして病棟を回ってたらこんな時間になりました。お昼ごはんはまだです。今から買い物に行って夕飯のぶんと一緒に済ます予定です。今夜は・・・、シチュー作るかなー?まだ未定です。


今日の救急外来ですが左上下肢の脱力、右上肢の痙攣、右への共同偏視を主訴に施設から救急車でやって来ました。まあバイタルもちょっと血圧が150/80くらいでちょっと高いかなー程度の異常しかなく、GCSもE4V4M6の14点でした。

1年前に左の視床出血の既往があった方なので「症候性てんかんみたいなものかなー」程度で見てたんですが、CT上はなんと右の視床出血が・・・。しかも脳室に穿破。今日の指導医のN先生自ら救急車に同乗して脳外科のある病院に送ることに。


なんだかんだで鹿児島に来てから3-4例くらい脳出血の患者を見ている気がします。それが小児の熱性けいれん疑いであったり、ただ単に道でコケた人であったり、なんとなく調子が悪い人であったり・・・。

中年のくも膜下出血みたいに嘔吐を伴う鋭い痛みみたいにわかりやすければいいんですが、もともと喋れない人とか、発見時に意識を失ってしまっている方だと難しい気がします。じゃあ道でコケた人を全例頭部CTを取るかと言われれば難しいところですが。

あと困る症状は頭痛。頭痛の程度が軽くて明らかな神経症状のなかった患者さんで、CT取らずにカロナールだけを処方して帰したことがあるんですが、数週間後に麻痺症状が出始めて、CTをとってみると硬膜下血腫が・・・、なんてこともありました

どの時点で出血をしたのかは明らかではありませんが、もしかしたらボクが初診で見た時だったのかもと思うと・・・。でも頭痛で全例頭部CTを取るのかと言われるとやっぱり難しい・・・


言いたいことは脳出血はとーきょーと同じくらい怖いなーということです。特に来られた時に軽症例であったり、典型的でない症例はなおさら。CTのないクリニックに来られた時に、先生方はどう判断されてるんだろうなと気になるところです

2013年4月6日土曜日

変な紹介が多いなっと

4月最初の土曜日です。鹿児島の新入医師は徳之島やら奄美やらを回って大忙しな1週間だったみたいです。長崎のN先生も多分今週末くらいは五島ふれあい診療所に行ってるころでしょうね。あー、フェリーで酔ったこと思い出しちゃった


救急研修2ヶ月目です。でも全然慣れません。内科カンファの時に叩かれまくりです。救急やってるのか内科やってるのかわかりません。多分どっちもやってます。

一応救急中は救急外来に引きこもりが中心なのですが、救急車がやってこないとホントにヒマです。そんな時間に受け持ちの患者さんを回ることになります。最初は期間中は3人って聞いてたのに、いつの間にか6人に・・・。

で、6人のうち2人は1ヶ月近くの入院になってしまいました。ちなみにどちらも精査目的の紹介できて、色々やっているうちに長期の入院になってしまいました。救急っぽくないなぁ

救急が暇な時は6人の受け持ちで十分やっていけるのですが、救急車が多い時が大変です。午前も午後も来られると、受け持ちの患者さんを回るとか、カルテ記載する時間も病棟を回って指示を出す時間も全く無いような状況です。6人も持つんじゃなかったとか後悔します。

でも少ないと今度は何もないときにヒマになるしなぁ・・・。贅沢なのか贅沢じゃないのかよくわからない悩みです。


救急車以外にも紹介でいろんな患者さんがやってきます。中には何が目的なのか不明な症例も・・・。

消化管出血疑いとか言いながら、実際は出血はなくて意識レベルの低下の方が問題だったりとか(このことについては紹介状記載なし、家族に聞いてみたらこっちの方で説明を受けたとか)、別の"病院"から嘔吐したから誤嚥性肺炎だ!という理由ですぐに送ってきたりとか・・・

紹介して下さるのはいいのですが、必要な情報や根拠が欲しいのです。あと困るのは紹介状の内容と違うことを患者さんのご家族にお話をするとか

研修2年目に入ったばかりなのに、偉そうで本当にスミマセン

2013年4月1日月曜日

エイプリルフール

です。嘘をつくのが許される日ですが、わざわざ嘘はつきません。というか写真貼る貼るとか言って、貼らない詐欺を繰り返しているので・・・。嘘つきどころか詐欺師なので、訴えられたら確実に負けます

あとエイプリルフールで嘘をついていいのは午前中だけみたいだから、今から嘘つこうにも遅すぎるんですよね・・・。午後まで嘘ついてたらエイプリルフールじゃなくて、ただの嘘つきですので皆さんご注意を。あっ、遅かったか。この嘘つき野郎どもめ!

エイプリルフールなんですが、今日からボクも2年目研修医なんですね!いや嘘じゃないし。ホントだし。まあ1年目の後半と何が変わったのと言われたら非常に困りますが。・・・腰の痛みはひどくなってるんじゃない?


そしてボクが2年目研修医になると同時に、鹿児島生協病院にも6人の1年目研修医が入ってきたのです。いやー、初々しい(とか言いつつ今日は朝礼にギリギリで出席したので、きちんと挨拶を聞いたわけではないのだ)、1年前のボクの立場ですよ。

今日はこのピカピカの1年生たちに先輩としての威厳(笑)を見せるべく、上戸町のオレンジスクラブ堂々と臨んだわけなんですよ。・・・臨んだんですが今日からしばらく他院所をめぐるらしくって、このオレンジスクラブを見せる機会は全くなし。この行き場のないやる気をどうしてくれる?

まあしばらくしたら採血手技とかBLS講座とかで教える機会がちょこちょこあるわけだから、その時にでも再び着ることにしようかと。そしてオレンジスクラブの素晴らしさを鹿児島生協病院の研修医たちに広めて、そのうち鹿児島生協病院を上戸町カラーに染めてやろうかと


オレンジスクラブは↓みたいなやつです。国境なき医師団です
http://www.folk.co.jp/special/201208ki.html
これを着ることでやる気が出まくって「先生、マジでやめてくださいよホント」って言われるくらいには空回れるようになると思います

それと全く関係ないですが、このblog今日の記事で50個目みたいです。いや嘘じゃないですってば

18:50追記
リンクの編集をしようと思っていじってたら、






オー○ンですよ、オ○メン!悪魔が舞い降りなすった
鹿児島生協のブログを追加しようとしてたけど、どうりでうまくいかないわけですよ

2013年3月30日土曜日

仕事をしたくないのです

心はニートだから。なんもしないでも給料もらえる仕事ってないですかねー?

昨日は鹿児島生協病院の準夜の診療を終えて来ました。本来は19:30-20:30の3時間だけなんですけれど、終わったら日付が変わってました。

3時間で見たのは10名前後です。3年目以降の先生は20名前後を3時間で見るのですが、その半分の速度です。3時間で見れない人もたくさんいました。そして深夜当直のM田Dr.にたくさん残しちゃいました。ホントにスミマセンです。

診察内容はまあ風邪とか風邪とか風邪とか、頭痛とか頭痛とか血圧が高いだとかそんなもの。ホントに簡単な診察とお話をしただけで帰られた方もいます。・・・なんもしないで給料もらえる仕事ここにあったよ!

そんなに数を見てないはずなんですが、何か濃い3時間でした。いや4時間半でした。


あと今日から米の山病院から鹿児島生協病院に研修に来られていたT渕Dr.が大牟田に帰られます。最後までレポートに四苦八苦してたみたいですが、なんとか終了されて研修を終えられたそうで(とか言ってたら来年の今頃は自分の番なんだよなぁ・・・)。

何故か研修最終日に聴診器をなくされたそうですが、代わりにボクが使ってないLitmann Clasic ⅡSEをプレゼントしました(あのダイヤフラムが壊れてた奴。修理済み)。まあ5年以上も前のものだから、米山病医院に帰られたら新しい聴診器を買ってください。

小児科のT永Dr.の使われているラパポートとか、3つのチェストピースがあるHarvey DLX Triple Headとか、立体的に聞こえるKENZMEDICOのステレオフォネットとかどうでしょう?某一族と差別化が図れていいと思うんですが。Littman CardiologyⅢのBlack EditionとかBrass Editionとか選択するとさらに仕事ができそうに見えますがいかがでしょうか?そんなこと言いつつ、人柱にする気満々

2013年3月29日金曜日

今日は準夜の副当直ですよ

ということで副当直前のblog更新です。鹿児島生協病院での副当直は初体験ですよ。先週まで見学扱いでしたけど。

見学してて思ったのは、小児が多いこと多いこと。上戸町病院にはめったに来ませんので、来たら来たで対応に困るところです。まあと言っても感冒や喘息発作、熱性けいれんがほとんどみたいですが。

あと外傷処置の経験もほとんどないので、縫合の患者さんが来ないか心配です。CVCの糸結びくらいしか頭にないので、来ないことを祈りつつ。運悪くボクに当たっちゃった患者さんはごめんなさい。不器用なので、傷口が汚くなるかもです。

来週の月曜日は4/1でエイプリルフールですが、そんな日に鹿児島生協病院に新しい研修医さんたちがやってきます。その数なんと6名!!今年の上戸町病院の6倍です。

そして今の1年目研修医でACLSのプロバイダー資格を持っているということで、新1年目研修医へのBLS講習を頼まれました。教えるのは苦手ですが。それ以上に100/min以上で胸部圧迫2分間とかしたら腰が死にますが。

あといくらボクが教えた所で上戸町病院にはほとんどプラスにはならないんですが。報酬として一人くらい上戸町病院に研修医をくれてもいいのよ?新1年目研修医たちは嫌がりそうですが

じゃあ副当直そこそこに頑張ってきます。深夜当直の先生に大量に残さない程度に。

2013年3月26日火曜日

もうすぐ新学期ですね

学生は春休み真っ最中ですが、春休み中の課題とかあるんでしょうか?高校の入学前にたくさん課題を出されて、提出が遅れそうになってひぃひぃ言ってた記憶が蘇って来ました。しかも教科書と問題集を間違ってて、異常な量の問題を解いていたという・・・。そのせいで全然頭にも入ってなかったし、入学後のテストも散々だったし

ICUの患者さんの受け持ちが増えました。いや、1名が2名になったというだけなんですが。
鹿児島生協病院は経過表も電子カルテ上に記載されるみたいですが、未だにオーダーに慣れません。紙のカルテは使ったことがなかったんですが、一応指導医の先生から説明を受けました。

正直紙のカルテのほうが使いやすそうです。電子カルテでオーダーを出すとごちゃごちゃするし、処置等のオーダーを出し忘れたりしそうになるし・・・。あと経過表の場合は普通の点滴じゃなくて「精密持続点滴」とかいうオーダーを出さねばならないので、後々看護師さんから言われて変更することもしばしば・・・。

ICUの受け持ちを持ってから、ようやくドパミンの使い方を学びました。いや忘れていただけかもしれないけど。そしてまた数週間たったら忘れてるのだろうな・・・。

ICUじゃない方の受け持ちはまた不明熱です。リアルに3週間以上熱が続いているので不明熱です。1年の間にどれだけ不明熱を持てば気が済むのだろうか?検査はなんでもかんでもやりましたが、CRPが異常に高い以外は何もありません。

全身の関節痛があるためリウマチ性多発関節症とかその辺りかも知れませんし、違うかもしれません。よくわかりません。よくわからないから診断名を不明熱と付けざるを得ません。しかしこれってDPC病名としてどうなんでしょうか?

2013年3月23日土曜日

夜中のテンションで書いてしまいます(病院で)

いや、ようやく伸展がありました。現在見ている敗血症の患者さんのご家族の方が本日始めて来院されたのです。ご連絡がずっととれない方だったので、どんな方なのか不安だったのですが、非常に理解のある方でした。というか最初に伝わってた電話番号が、家の電話が故障していたとのことでまったく使えなかったとのことでした。そんなことってあるのね

でも依然厳しい状況であることには変わりありません。ロセフィン(鹿児島生協病院ではリアソフィンですが、こっちで呼びます)で治療始めてたのですが、今日の午後から発熱があって、血圧も急激に下がったため、輸液をしっかり入れてカルバペネムの使用を開始しました。

ところが、カルバペネムを入れてから数分後に発疹や掻痒感が出現してきたと・・・。なくなくカルバペネムを中止。なんとか血圧保ててたので、一旦ロセフィンに戻してから仕切りなおしに・・・。うーん、ほとんど最強レベルのカルバペネムが使えないのはかなり厳しいです。

でも今度は以前と違って緊急時にCVを入れたり、輸血を同意の上で実施することができるので、幾分かは気が楽です。抗菌薬の選択に関しては迷うところですが、まあセフメタゾールNa+モダシンとか最悪バンコマイシンとか(もしかしたらMRSA感染とかもあるかも知れない人なので)

やっと展望が開けてきたので、こっちはホット一息です


で、もう一つの課題は今日の昼からのポートフォリオ大会。1年間をたったの7分の間に納めろとか無理難題すぎる。上戸町の内科のやつだけで20-30分くらい使ってたような気がしますよ?

3/20の長崎で使用したポートフォリオが余計な話をしなければ7分前後で終わるみたいなので、少し改変して使用しようと思っていますが・・・。うーん、全然面白くないんだよなぁ、コレ。しかも失敗談とか語ってる余裕とか0だし。

話の途中で無理やり切られるよりマシかー?なんとなーく頑張ってみます。7分以内で

2013年3月21日木曜日

いまから鹿児島生協病院の研修医blogを更新します

いつの間にか患者さんが敗血症性ショックの状態になってました。いよいよどうしたら良いのかわかりません。とかいいつつ、コントロールが難しくなったときは、もう同意書を得るのを諦めて、後日承諾を得ることとして中心静脈カテーテルとか経鼻栄養とか考えてますが。

3/20に長崎に帰ってました。遊びじゃないです。仕事ですよ、仕事。
医師団会議とかいう、今後の上戸町病院の方針を考えるような会議だったみたいで。

上戸町病院の長所や短所を指摘したり、今後どのような科や人材が必要となったり、医師育成をどうするかとか深い話が出てたみたいです。眼は起きてましたけど、頭は半分寝ていたので半分未満も理解できていません。

とりあえず今後は総合診療の医師を中心に上戸町病院で育成して、総合診療のパイオニアになる的なことだったと思います。外科があっても全然いい気はしますが、スタッフ集めるのと病棟コントロールの件で難しそうだなぁと。

久しぶりの長崎でいろんな方々にもあって来ました。理事長や院長、各診療所の所長、指導医や上級医の先生、看護師長や事務の方々とか。たった3ヶ月離れただけなのに、超懐かしく感じました。あとおみやげと言うなの買収工作を行なっておきました。

惜しむらくは久々の長崎でゆっくり過ごす時間がなかったこと。前日も仕事で19時に鹿児島を出たら、着いたのは23時とかだったし、21日も朝から患者さんの面談だったので、その日会議が終わって、しばらく懇親会に参加したら、20時に長崎を出発して、鹿児島に着いたときには日付が変わってました。

次変える機会があればもっとゆっくりしてたいね。まあ今年の10月からはずっと長崎での研修の予定になってますが。

あと今から鹿児島生協病院の研修医blogを更新します。乗っ取りますですよ。

2013年3月18日月曜日

月曜日は鬱だー

じゃなくて毎朝鬱なのです。いや早起きがめんどくさいってだけの話なので、病院についたらどうでも良くなるんですが。いや、病院についてからも患者さんの病状が悪くなって、すぐになにかが必要になると鬱になるんですが。

そういえば日曜日の夜のあの長年やっているサ○エさんを見ると、その日の夜から辛くなると言った話はよく聞きます。俗にいうサザ○さん症候群です。ちび○るこちゃんを見て辛くなるといった話は全く聞きません。30分の違いでしょうか?絵柄の違いでしょうか?話の内容の違いでしょうか?

逆に次の日が休みないし午前中勤務になるドラえ○んだったらテンションが高くなるとか言った話も聞きません。たまにトラウマのもとになるような話があるからか。映画のドラ○もんとかトラウマの塊みたいなところもあるし。

鬱なりにそこそこやってるんですが、つい最近受け持ちの患者さんがどうしたら良いかわからないので困ってるところです。

詳しい病状を書くと怒られそうなので省きますが、要は認知症?がひどくて検査や治療に必要な同意書が本人から得られそうにないのに、ご家族にも連絡がつかないということです。普通の抗菌薬治療とかばっかだったらいいんですが、中心静脈とか消化管内視鏡とか侵襲が強くて同意書が必要な症例の時にコレだもの・・・。

幸いすぐに病状が変わりそうにないのが救いなのですが、長期的な視線で見るとどうしても同意書が欲しいところなんですよね・・・。


そういうわけで日曜日の夜にハンガリーの「暗い日曜日」を聞くのはやめようって話でした。原曲を聞いたとしてもマジャール語なので意味がわからないと思いますが。

2013年3月16日土曜日

かなりの頻度で薬局から電話がかかってくるんですよ

そういえばですね











↑数は少ないですけど、これらの語句から間違って(?)来ちゃった哀れな子羊がいるみたいです。学術的なことを調べようとして引っかかっちゃたんでしょうか?それであまりの内容の無さに落胆とかされてないでしょうか?なんかもうスミマセン。
一番下の岩手にいたっては「医学生のつどい」のやつだよね?岩手で活躍している若手医師の有志を期待して検索されたと思うんですが、ホントにスミマセン。佐賀と一緒とか馬鹿にしてスミマセン。

タイトルは抗生物質のオーダーを出すときに生理食塩水キットが一緒に出てないよということについて。何度も言われてるんですが、癖になってしまってつい忘れてしまいます。薬局の方には毎度毎度ご迷惑をお掛けしています。

あと上戸町病院と鹿児島生協病院では採用薬が違うことが多々あるので、上戸町のもとの同じ成分の薬を探すのが手間です。

ユナシンS → スルバシリン、ロセフィン → リアソフィンはなんとか覚えましたが、パセトクール → パンスポリンはすぐ忘れてしまいます。輸液もKN3号とかアミノフリード、ラクトリンゲルで覚えていたので、最初まったく輸液のオーダーが出せませんでした。今はなんとか頻用される輸液ならわかるようになっているはず・・・。

内服薬にいたってはもはや別世界です。昨日アロプリノール(上戸町ではケトブン)を探してたんですが、後発薬が多くて時間が探すのに時間がかかってしまいました。でも何が採用されていたか忘れました。

まあこんなふうに薬局から電話をもらいつつ、電話で相談しつつやってます。物覚えが悪くてすみません。鳥みたいに3歩くらい歩いたら重要なことはすべて抜け落ちるので仕方ないのです。そして今回書いた内容も忘れている可能性大です。

それから来週からヒラノヒモビッチ先生と同期の先生であるY先生が佐賀大学病院に、O先生がくわみず病院にそれぞれ行ってしまいます。おふたりとも研修医室のリーダーのような存在でしたので、すごく寂しく感じます。メッセージカードに長々書いたので、簡単に済ませますが、どうか元気で頑張ってください。

2013年3月9日土曜日

リアルテンパり研修医blog

水曜日から本格的に救急対応です。金曜日までは重症制限がかかっていたため、あんまり患者さんが来なかったのですが、今日は一転してちょこちょこ救急の対応に追われてました。で、終わったのが14時でそこから入院した患者さんの所見をとって、カルテ記載して、検査の予約を出して・・・、とかやってたら17時を回ってました。

さっさと帰りたいところですが、反省点がたくさんあるためblog記載です。

まずは交通外傷の方。胸部と左下肢を痛がっていたため、胸骨の評価と下肢の評価を行ったうえでいざレントゲンへ。この時CTまでオーダーしたのですが、ここで上の先生から注意が。胸骨とか下肢の治療は後からできるのだから、後回しでいいだろうと。それよりも先に腹部臓器の損傷を見るのが先決と。

痛む場所と骨折疑いにだけ気をとられてしまい、臓器の評価が疎かになっていました・・・。で、CTの方も問題が。患者さんは若年女性であることと、出血等の評価を即時にかつリアルタイムに行うのであれば、腹部エコーの方を優先すべきと。

正直若年女性であるということが頭から抜けていたし、ずっと骨折にだけこだわっていたし・・・。反省です

で、次は全身の脱力で体動困難な主訴の患者。しかも約2週間前に熱傷を負った(最初の1週間だけ病院に通い、あとは放置。おそらくテープの交換もしていない)、糖尿病末梢神経障害がありそうな方。上の先生にも見てもらって、じゃあ○○の軟膏(ステロイド含有)を塗っておいてとの指示を頂いて、塗り塗り。入院に上げてから受け持ちとなった別の先生から指導が。

2度浅層の熱傷の初期対応であれば、ステロイド含有軟膏の使用でも間違いはない。しかし2週間以上たった熱傷であり、しかも1週間以上放置されている。初期の熱傷であれば感染のリスクは低いが、時間が経った創は感染のリスクがどんどん上がってくる。そんな患者にステロイドを塗れば感染がひどくなって後々大変なことになるぞと。

まあ初期対応の先生に見てもらった時にどのくらいまえに受傷したのかも伝えず、軟膏の中身も確認せずに塗ってしまったことは反省です・・・。きちんと伝えていれば別の軟膏が処方されたかも知れないし、軟膏の成分をしらなかったボクが悪いんですが。反省その2

ちょこちょこ書いていけば反省その3、その4、その5とか細かいのがずっと続くんですが、上記の2つは特に患者さんの不利益につながるため、特にこういったことがないように、もう一度対応を確認することにします・・・。目に見える生命に関係しない疾患よりも、目に見えない生命に危機のある疾患を先に探すことを常に心がけることにします。

以上反省文でした。熱傷の外用薬を確認したらすごすごと負け犬のように帰りますよと

2013年3月4日月曜日

さぁ雛人形はどんどんしまっちゃおうね~

3/3はひな祭りだったんですね。昨日人から言われて気づきました。ひな祭りといえば雛人形ですが、よくしまい忘れると娘が嫁に行き遅れるって聞きます。いつまでも祭り気分に浸ってないで、ハレの日からケの日に戻れよ的なことで、怠け者を戒めるための知恵みたいなものだとは思いますが、では鯉のぼりをしまい忘れるとどうなるんでしょうか?

「鯉のぼりをしまい忘れるとし○っちゃうおじ○んに捕まってしまわれてしまう」的な噂を都市伝説を広めてやったらどうでしょうか?あのみんなのトラウマしまっ○ゃうお○さんなら嫌でも鯉のぼりをしまっちゃうと思うんですが。

あんまり言ってると「嘘を広める悪い子はどんどんしまっちゃおうね~」されそうなので、そろそろ本題に入ります。

ひな祭りの日に福岡で行われたレジナビに上戸町病院の研修医として参加して来ました。レジナビは医学生向けの病院合同説明会的なものみたいです。研修医として医学生に病院の魅力を伝えたり、疑問に答えたりとかをするみたいでした。

「でした。」なのはほとんど仕事をしなかったからです。最初の3人だけ病院の説明とかして、後の時間は母校の懐かしい面々と話をしてただけです。むしろそっちがメインみたいなものでした。

というか学生さんが全然来なかったです。1日やって7人とかだったし。ちなみにすぐ近くに某S病院とか、同じ民医連系でも救急に力を入れまくってる某O病院とか、あの有名な先生がいる某K病院とかに流れていってしまうので、長崎県の鳴滝塾のブースなんかほとんど学生にとっては通り道的な存在でした。

それに鳴滝塾のブースもあんまり飾ってなくて、傍から見たら休憩用のスペースみたいに見えてたし。そんなこんなで某S病院にたくさん人が流れてってるのを横目で見ながら、嫉妬しつつ無事?レジナビを終了して来ました。

来年も参加するならもっとブースの配置とか工夫しなけりゃならないですね・・・。

2013年2月27日水曜日

2月って28日しかないんですね

不公平だと思いませんか?だって31日ある月だってあるんですよ?グレゴリウスが何考えてたかわかりませんが、少しぐらい分けてくれたってバチは当たらないですよ?
まあ28日しかないかわりに、うるう日なんて4年に1日しかないような特別な日をちゃっかり頂いちゃってますけどね

2/28で小児科研修は終わりなのですが、2月が28日しかないから本当に短く感じます。川崎病とかRSウイルス肺炎とかロタウイルス腸炎とかちょこちょこ見てますが、2ヶ月の間に1回も腸重積は来なかったなー・・・。そんな患者がいなかったと考えるといいことではあるんでしょうが

色々見れなかった疾患はあるのですが、非常に満足のいく研修ができたと思います。あと1ヶ月くらい長くても良かったと思うくらいです。

明後日から救急の予定でしたが、急遽眼科が数日間入ることになりました。緑内障や白内障、視野障害などを学ぶためです(視野障害は研修医のレポートに義務付けられてます)。実際は予定していなかったため、心構えがうまくできてません。数日間だけの新しい環境に少しドキドキしてます

それが終わればいよいよ救急です。ACLSとかで学んだことを活かせるでしょうか?
ちなみに第一の目標は自分が救急車で運ばれないことです。特に腰とか

2013年2月25日月曜日

あと1週間です

という時にPALS(小児救急の資格的なアレ)から連絡が来ました。2週間くらいで結果が届く的なことを言ってたのに、1ヶ月くらいなんの連絡もなかったので、結果を送付してもらう住所の記載が間違ってたんじゃないかとか、そもそもPALSの方から「こんなヤバイ人間に資格を渡したくない」とか思われてたんじゃないかとか・・・。

結果はちゃんと合格してました。でも流石に1ヶ月近く使用せずにいたら何をすればいいかとかすぐに忘れてしまいます。頭の片隅に残ってるのが「小児の徐脈はCPR」とか初期のトリアージ評価だけとかそんなレベルです。

ちなみにACLSの徐脈と頻脈のところも完全に忘れちゃってます。明日朝の研修医カンファみたいなので徐脈・頻脈の初期治療について発表する予定なのですが、いま復習して作っている感じですねー・・・。そんな人間に教わるのもどうかと思う。


まあなんだかんだでほとんど忘れているまま資格の更新の日を迎えちゃうんでしょうね。次回のACLS-EP、PALSの更新は2015年1月あたりです。2015年の下半期にどちらも新しいガイドラインが発表されるらしいので、今回の資格取得時期は少し早まっちゃったかも。

あとISLSは資格の更新はないんですかね?どんだけネット上を調べてもそれらしき記載が見つからないのですが・・・。

2013年2月15日金曜日

お、鬼が出たぞー!

M先生のblogなんか鬼扱いを受けていました。悠希こと鬼です。2/3に豆をぶつけられなかったのでしぶとく生き残りました。これから村々の田畑を荒らして人間共を困らせてやろうかと思います。

鬼がどうのこうのはどうでもいいです。小児科もあと2週間を切りました。あっという間です。あと2週間で救急が始まります。

ここ最近2例の成人のCPAがあって対応をさせてもらったのですが、心臓マッサージのあとは腰が痛いです。2分間連続で中断せずにかなりの速さで心臓マッサージを行うのが辛すぎます。後々の診療に影響をきたしまくりです。

今は小児科なので小児科の仕事優先だからいいのですが、あと2週間後にはこっちに優先的に対応しなければならなくなります。日中に3件以上なんて日もあるようなので心配です

もしかしたら救急中に椎間板ヘルニアが悪くなって、自分が緊急入院なんてこともあるかもしれません。当然blogも更新出来ませんので、1ヶ月更新がなければ入院中とでも思ってください。

さて、昨日小児科の病棟から義理チョコを貰ったのですが、お返しは何がいいでしょうか?平戸的なものがいいでしょうか?それとも心を鬼にして返さないとか?

2013年2月2日土曜日

あっという間に1ヶ月が過ぎました

明日は節分です。鬼に向かって豆を投げつけなければならない日です。というか豆なんぞが鬼に効くというのもわけわからない話しなのですが。そもそも豆を投げつけられる前に、その巨体で踏み潰したり、金棒で押しつぶしに来たりしてきそうですが・・・。

鹿児島に来てから1ヶ月が経ちました。小児科研修自体2ヶ月なので、もう今月で終わってしまうことになります。ホントに早いですね。

小児科の入院患者さんは感染症がほとんどで、病棟の半分がRSウイルスとロタウイルスで埋め尽くされる日もありました。もともとの病床数もそんなに多くないのに、次から次へと感染症で入院が必要な子が来るので、てんやわんやしてるみたいです。

でもその分入院から退院までのスピードもすごく早いです。高齢者と違ってどんなに症状が重くても、治療を始めればすぐに元通りの体調に戻って、1週間立たずに退院なんてことも普通です。、あっという間に退院時総括やら紹介元への返信などの書類が溜まっていきます・・・。こっちに取られている時間も多い気が・・・。

あと難しく思うのが、採血です。大人なら大抵はおとなしく採血させてくれるのですが、子供はそうはいきません。血管も細くてなかなか見つからないのに、暴れまくる子もいるので、一回の採血に時間がかかってしまいます。それでもなんとか最初よりは採血ができるようになってきました。


もうなんか忙しいのか、忙しくないのかよくわかりません。
まあでも頑張ってます。と報告しとかないと、死亡扱いされてしまいます。

3月からは救急2ヶ月ですが、こっちもあっという間に過ぎていくんですかね?

2013年1月21日月曜日

小児の症候性徐脈はCPR

1/18-1/19にかけてPALS(Pediatric Advanced Life Support)の講習を受けて来ました。
この資格はBLSの資格を持っていれば受講することができるのですが、正直甘く見てました。BLSの知識を持っていればいいということなので、ACLS-EPよりは随分楽だろうと考えてました。

PALSの講義を受ける際にプロバイダーマニュアル(\15,000)を購入した上で、それに付いている受講前のリストを受付に提出しなければならないのですが、そのリストには「PALSの内容の理解が不十分と判断された場合、資格を受け取ることができないことがあることを承諾します」的な誓約文があり、それにチェックを入れなければなりません。しかもPALS受講時に返ってきたメールには「事前学習が不十分な場合は、受講いただいても修了証を発行できない、という残念な結果になりかねません。」みたいなことも書かれているし。PALSを受ける際には主催団体に\45,000という大金を払わなければならないので、不合格となると随分ダメージが大きいです。

それで当日、受講者は小児科の先生とか小児救急の看護師さんとかベテランの方も普通に混じってました。中にはPALS資格更新の方もおられたのですが、今回の受講が3回目になるという方も・・・。18人中研修医は3人だけだったらしく、随分浮いてしまってた気がします。

PALSでも心肺蘇生法を学ぶのですが、ACLSと大きく違うのは薬の分量をいちいち体重換算しなくてはならないということです。ACLSだと成人相手なので、心室細動時にアドレナリン1mg、アミオダロン300mgとか分量は決まってますが、小児だとアドレナリン0.01mg/kg、アミオダロン5mg/kgといったように症例によって量を使い分けなければいけません。分量が完全に決まっている薬は殆ど無いので、他にアトロピンとかアデノシンとか似たような名前の薬があると計算に混乱してしまいます。

あと小児だと症状のある徐脈の対応もACLSとだいぶ違います。成人では症状のある徐脈の場合は最初にアトロピンの投与を試みることになっていたと思いますが、小児の場合は症状のある徐脈は酸素投与でも改善がなければ、まず心肺蘇生、そして2分後も徐脈が続いているのであればアドレナリン(アトロピンが最初ではない)の投与という流れになっていたりします。

必要資格がBLSだけだから甘く見てたけど、実際はACLSより大変でした。講習2日目に実技試験、筆記試験があるのですが両方クセモノです。実技試験は不整脈疾患と呼吸器疾患+ショックの2つが課題になるのですが、呼吸器疾患+ショックが高レベルです。ACLSはだいたい初期対応が終わった後は心筋梗塞が原因なので循環器科に相談しましょうという流れになるのですが、呼吸器疾患+ショックの実技試験は呼吸不全の原因が何か、低血圧の原因がなにかという鑑別から、クループなら吸入、肺炎・敗血症なら抗菌薬、脱水なら輸液、薬物中毒なら拮抗薬といったように、最終診断した上での今後の治療についての判断があります。最後の流れが1つじゃないんです。

なんだかんだで実技試験は周りの人に助けられながら合格しました。で、その後筆記試験になるのですが、結果はその日に返ってきません。合格なのか不合格なのかその場でわからないのも怖いです。結果は1-2週間後に郵送されて来るそうですが、果たしてどうなっていることやら・・・。

2013年1月16日水曜日

エピネフリン

1/14に博多でACLS-EPを受けてきました。EPはエピネフリン(epinephrine)のEPです。通常のACLSの手技とともにエピネフリンの正しい使い方について学んでいくというコースです。

・・・嘘です。EPはExperienced Providerの略らしいです。習熟したACLSの実施が出来る人といった意味合いでしょうか。ACLSでは症候性徐脈、不安定性頻脈の初期治療、心室細動、無脈性心室頻拍、無脈性電気活動、心静止に対する対応などを学びましたが、EPではそれに加えて酸塩基平衡や電解質の異常、薬物中毒、重症喘息、アナフィラキシーなどの循環器に異常が出やすい疾患についての対応を学ぶコースです。

前半はACLSの復習とACLSの筆記試験、BLSの実技試験などがありました。EPコースはACLS資格の更新も兼ねており、これらに筆記試験と実技試験に合格しないと続きのコースが受けられないみたいです。これから受けられる方がいればCPA中の薬の使用方法、除細動後脈拍の確認なしにすぐに心マッサージをはじめること、心拍再開後の対応、PETCO2の意味、不安定性頻脈・症候性徐脈に対しての初期治療などを復習しておくといいと思います。実技はAED使用後にすぐに心マッサージをはじめることを忘れなければいいと思います。

後半はディスカッション形式の講義が中心になります。前述の病態を持つ患者の症例が出てきて、それに対しての輸液量、酸素投与方法、使用薬物などの初期対応を学んでいくという形式になります。いわゆるPBL(Problem Based Learning)みたいな感じです。

ちなみにEPに対しての試験はありません。というのは個々の症例に対しての初期対応に、完璧な初期対応はないからみたいなことらしいです。ただどのような対応にエビデンスがあって、救命できる可能性が上がるのかということを知れて、非常に勉強になったと思います。

写真の右側にあるのがEPのバッチです。
配色はスイス国旗の逆です。
















あと新しい聴診器も届きました。結局Welch AllynのEliteです。小児と成人用のダイヤフラムが簡単に取り替えられるのも便利だし、なんか少し聞こえが良くなった気がしてきます。Classic 2SEはダイヤフラムを取り替えて、とりあえず聞こえてはいますが何かあった時用の代替品としての役割になりそうです。

2013年1月7日月曜日

blog書かないと死亡扱いされそうなので

今日から小児科での研修が始まりました。とは言ってもこの1週間は導入期間で回診や外来での検診が主になるようですが。

で今日は午前中に回診があったわけですが、とんでもないことに気づきました。
今現在LittmannのClassic 2SEなる聴診器を使っています。学生時代に買って、いままでボクの診察を支えてくれた相棒なのですが、小児の胸部に当てた時にカチカチという異音が・・・。上の先生から小児科用の聴診器を貸してもらって聞きましたが、この時はまったく問題のない音が聞こえてきます。患者さんの胸から聞こえてきているわけでは無さそうです。

昼休みに医局に帰って自分の胸に当てて聞いてみましたが、やはりカチカチ音がしてきます。一応ボクには弁膜症とか心室中隔欠損とかないはずなので、異常音なんか聞こえないはずなんですが・・・。

よくよく調べてみたんですが、どうも聴診器のダイヤフラム(膜型)の張りが緩みすぎてるんじゃないかと。ちょっと押してみただけでペコペコってなってる感じ。

原因がどうであれ、今のままではどの患者さんの胸に当てても「胸からカチカチなってますね、ちょっとエコーで見てみましょうか」なんてことになりかねないのでどうにかしなければならないのです。

ネットで調べてみたんですが、どうもダイヤフラムの部分だけでも買えるらしい・・・。が、これだけ買って治らなかったらどうしようという不安もあります。

もういっそのこと思い切って今のLittmannさんを供養して、新しいのを買っちゃおうかなとか考えてます。候補に上がってるのは、LittmannのClassic 2SEかCardiology3、Welch AllynのProfessionalかEliteです(某M先生の研修blogにはClassic 2SEとか書いてたけど、随分選択肢が広がりました)。

一般的なのがClassic 2SE、Professionalで12,000円前後、成人・小児の両方に使えるのがCardiology 3、Eliteで24,000円前後です。倍くらい値段が違います。

小児科は2ヶ月間なので、小児用を別個用意するのは抵抗があります。高いCardiologyとEliteを買うのもどうかと思いますが、でもないとわざわざ上の先生方から小児用の聴診器を借りなきゃいけないし、これから小児を全く診ないという保証もどこにもないから・・・、とかアレコレ考えて迷ってます。

今日明日中には何を買うか決定する予定です(早く買わないと仕事になりませんので・・・)。次回の更新時にもしかしたらお伝えするかもしれません。

2013年1月4日金曜日

鹿児島生協病院の皆様、1-7月までご迷惑をおかけします

12/26に上戸町病院で追い出し会、27日に整形外科での最後の手術が2件あってから、その翌日の28日には鹿児島に移ってました。
それはいいんですけど28日は風邪を引いてしまったらしく、喉は痛いわ、鼻水はずっとたれてるわ、身体は火照ってるのに寒気はするわ、ダルいわで最悪な引越しでした。
2013年からお世話になる鹿児島生協病院にご挨拶に伺おうと思っていたんですが、さすがにウイルスやらなんやらを撒き散らして、初日から「ウイルス」とか「ばい菌」とか名付けられては困るので自重させていただきました(その時は賄賂と言う名の長崎土産も忘れてたし・・・)

なんとか31日には持ち直して、実家のある桃源郷佐賀に帰って数日間過ごしたあと、佐賀錦という賄賂もきちんと買って、そんなこんなで1/4から鹿児島生協病院勤務です。

もう初日から挫けそうです・・・。いままで100床規模の病院で過ごしてきたボクにとっては300床規模の病院はあまりに大きすぎます。ドクターの数もいっぱいいて覚えるのが大変そうです。
そして初日の朝カンファ、夕カンファの見学もさせていただいたのですが、上戸町病院ではあまりみないような重症疾患があったり、搬入時すぐに心臓マッサージが必要な症例があったりと、病院の規模が違うとここまで違うんだなとただただ驚くばかりでした。

1/4はオリエンテーションだけでしたが、1/7の本格的に小児科の研修がスタートする時が心配です。とりあえずいまからアタフタしておくことにします。で、当日からもアタフタします。
ちゃんと賄賂も医局に渡しておいたので、お手柔らかにお願いします。

ご挨拶が遅れましたが、2013年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今年はへび年なんですね、年開けてから知りました。

今年の目標はまた11月に上戸町病院での研修が始まる前に死なないことです。頑張って生き延びて帰ってきます!!